「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

東京都「カスハラ」防止 全国初の条例制定へ 例示を検討

東京都は全国初のカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」を防ぐ条例の制定に向けて、カスハラを定義づけるとともに、店側のミスで法外な金額を要求するなどの具体的な行為を例示する方向で検討していることが分かった。カスハラは「パワハラ」や「セクハラ」などと異なり、法律上の定義はない。
都が専門家などでつくる部会の意見を取りまとめた案では、カスハラは「就業者に対する暴行、脅迫などの違法な行為、または暴言や正当な理由がない過度な要求など不当な行為で就業環境を害するもの」と定義している。

IMF推計 インドGDP25年にも日本抜き世界4位に 円安で

国際通貨基金(IMF)の推計によると、インドの名目GDP(国内総生産)が2025年にも日本を抜く見通しとなった。インドのGDPは2025年に4兆3,398億ドル(約670兆円)となる見通し。これに対し日本は4兆3,103億ドルにとどまる。対ドルで加速する円安により、ドル換算の日本のGDPが目減りし、従来予測よりも低くなるためだ。IMFの2023年10月時点の予測では、インドのGDPが日本を上回るのは2026年だった。

日本精工 総合病院と医療現場で搬送アシストロボ実用化

日本精工(本社:東京都品川区)は4月19日、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(所在地:神奈川県鎌倉市)と、医療従事者の負担軽減を目的として搬送アシストロボットを実用化したと発表した。すでに2024年3月から、湘南鎌倉総合病院で稼働している。同ロボットはリモコン操作により、自由自在にストレッチャーの電動搬送を実現し、病院内なら場所を選ばずどこでも利用可能という。

JERA グリーンアンモニアでインドの再生エネ社と連携

JERAは4月19日、インドの再生可能エネルギー事業者、ReNew社との間で、グリーンアンモニアプロジェクトで共同開発契約を締結したと発表した。このプロジェクトは、インドの競争力が高い再生可能エネルギー(約50万KW)を利用して、グリーン水素を生産し、その水素を原料ちして年間約10万トンのグリーンアンモニアを生産することを想定している。国内外の有力企業と連携しながら、水素・アンモニアのサプライチェーンの構築、拡大に取り組む。

築地市場跡地の再開発 多機能型施設整備, 食文化発信空間

東京都は4月19日、築地市場跡地を再開発する事業者について、コンペの結果、三井不動産を代表とするトヨタ不動産、読売新聞グループなどの企業連合に決定し、その整備する内容の一部を明らかにした。
この主な内容は①およそ5万人を収容でき、野球、サッカーなど様々なスポーツ大会やコンサートなどの開催を想定した多機能型の屋内施設②国際会議を開催する施設③築地場外市場と連携して江戸前の食文化を発信する”にぎわい”の空間などを整備するーなどとしている。来年度から一部の施設で着工し、多くの施設は2032年度に整備を完了させる予定。

ユニ・チャーム 使用済み紙パンツのリサイクル製品販売

ユニ・チャームは4月19日、鹿児島県志布志市と大崎町で使用済み紙パンツをリサイクルしたパルプを原材料に使用した紙おむつとシート製品を20日より順次販売すると発表した。
これは同社が独自開発した「オゾン」を用いた殺菌・漂白・脱臭技術でリサイクルした①子供用紙おむつ「マミーポコ」②大人用紙おむつ「ライフリー」③ペット用トイレシート「デオトイレ消臭・抗菌シート」。20日より、イオン九州68店舗および同社オンラインショップで販売する。ペット用とレシートは22日より、コーナン商事の近畿・関東エリアを中心としたホームセンターコーナンの109店舗でも販売する。

夏の甲子園 猛暑対策で朝・夕2部制を一部で導入 高野連

日本高野連は4月19日、大阪市内で今夏の第106回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、期間中は気温35度を超えるような時間帯を避けてスケジュールを組む、猛暑対策を決めた。大会第1日から第3日の試合数を1日3試合として、午前と夕方に分ける「朝・夕2部制」を導入する。
第1日は午前8時半からの開会式後、10時から第1試合を行い、午後4時から第2試合、同6時半から第3試合を行う。第2、第3日の第1試合は午前8時、第2試合は10時35分、第3試合は午後5時の開始。また、第1日の第1試合は午後1時半、第2・第3日の第2試合が午後2時半で終了していない場合は、原則として試合を中断して「継続試合」として、翌日以降に中断時点から試合の続きを行うーなどとしている。
このほか、準決勝の第1試合は昨年より1時間早い午前8時、決勝は4時間早い午前10時の開始とする。

ニデック タイ サーバー用水冷モジュール能力10倍に拡大

ニデック(本社:京都市南区)このほど、サーバー用の水冷モジュールを生産中のタイで、CDU(Coolant DistributionUnit)の生産ラインを増強し、生産能力を現在の月産200台から6月までに同2,000台に拡大すると発表した。今回のCDU生産能力の増強は、北米のAIサーバーメーカー、Supermicro社への採用を受けたもの。同社と共同開発した100〜250KWの製品を、既存ラインを増居yしたタイのアユタヤ工場で生産する予定。
水冷モジュール市場は今後も成長する見通しで、ニデックは将来的に生産能力を月産3,000台へ拡大することを視野に入れている。

日置電機 タイに販売子会社設立 ブランドの浸透図る

電気計測器の開発・製造・販売を手掛ける日置電機(本社:長野県上田市)はこのほど、タイ・バンコク市に販売、市場調査、顧客サポート、アフターサービスなどを担う子会社を設立したと発表した。タイの電気計測器市場の深耕を進め、HIOKIブランドの浸透を図るとともに販売網を構築し、顧客の拡大に努める。
新会社「HIOKI ELECTRIC(THALAND)CO.,LTD.」の資本金は2,000万」タイバーツ(約8,200万円)で、日置電機が99%、100%子会社の日置フォレストプラザが1%を出資する。2024年6月に稼働開始する予定。

首都圏3月新築マンション平均7,623万円 5カ月ぶり下落

不動産経済研究所のまとめによると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で3月に発売された新築マンションの平均価格は7,623万円で、5カ月ぶりに前年同月を下回った。昨年は高額物件の発売が相次いだ反動で、前年同月比で6,737万円(46.9%)下落したが、建設コストの上昇、高止まりで、価格は引き続き高水準となっている。
このうち東京23区の平均価格は1億2,476万円で、昨年超高額物件の発売が多かった反動で、前年同月比で42.6%の下落となった。東京23区を除いた東京都内で5,363万円で同20.4%下落した。
これに対し3県はいずれも上昇した。神奈川県は6,082万円で同3.7%、千葉県で5,963万円で同21.5%、埼玉県で4,853万円で同1.0%のそれぞれ上昇となった。