会計検査院 不当な支出21.9億円 コロナ医療交付・補助金 2024年11月12日つなぐ, アジア-社会fujishima 会計検査院は11月6日、新型コロナウイルスの診療体制を整備する国の交付金や補助金を巡り、医療機関の不当な申請に基づく支出が計21億9,000万円に上ったことを明らかにした。一部の医療機関は虚偽の納品書を提出していた。検査員は国や自治体についても「審査が不十分だった」と指摘している。 検査員が同日公表した2023年度の決算検査報告書で指摘された国による税金の無駄遣いや不適切会計は、前年度比12%増の648億円(345件)。このうち法令違反などにあたる「不当事項」は77億円(294件)だった。
伊藤忠 カワサキ株20%取得 米国で販売金融などで協業 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima 伊藤忠商事(本社:東京都港区)は11月8日、川崎重工業の完全子会社で二輪大手のカワサキモータースの株式20%を第三者割当増資で取得し、資本業務提携すると発表した。取得額は800億円。 共同で米国で販売金融を手掛ける新会社を2025年4月に折半出資で設立。北米を中心にアウトドア需要の高まりで販売が伸びている二輪車に加え、オフロード四輪車の販売金融事業に乗り出す。
キオクシア 金融庁に25年6月までに東証上場方針を届け出 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima 半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)は11月8日、金融庁に2024年12月から2025年6月までに東京証券取引所へ上場する方針を届け出た。証券取引所から上場の承認を受ける前に、金融庁に有価証券届出書を提出する「承認前提出方式」を国内で初めて利用する。承認から株式公開までの機関を短縮できるのが利点。
JFEエンジ 横浜市発注の橋梁工事で「グリーン鋼材」を採用 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は11月8日、横浜市発注の橋梁工事でJFEスチール(本社:東京都千代田区)が手掛ける「グリーン鋼材『JGreeX(ジェイグリークス)』」を採用すると発表した。対象工事は「都市計画道路桂町戸塚遠藤線(上倉田戸塚地区)街路整備工事」。 グリーン鋼材は二酸化炭素(CO2)排出量を削減した鋼材で、橋梁工事の環境負荷低減の取り組みの一環。同社が受注した橋梁工事でグリーン鋼材を採用するのは今回が初。工期は2024年7月〜2025年3月。鋼量は250トン。
9月の家計調査 可処分所得40万2,605円で5カ月ぶり減少 2024年11月11日つなぐ, アジア-社会fujishima 総務省の9月の家計調査によると、2人以上の勤労者世帯の手取り収入にあたる可処分所得は40万2,605円となり、前年同月比で5カ月ぶりに減少した。物価変動の影響を除いた実質の実収入が1.6%減と5カ月ぶりに減少したほか、社会保険料の負担増が響いた。
TOYO インドでLNG受入基地用桟橋のトップサイド設備を受注 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima 東洋エンジニアリング(TOYO、本社:千葉県習志野市)は11月7日、インド子会社、Toyo Engineering India Private Limited(以下、Toyo-India)が、Petronet LNG Limited(ペトロネット エルエヌジー、以下、PLL)より、インド・グジャラート州ダヘジのLNG受入基地用の3つ目の桟橋のトップサイド設備建築プロジェクトを受注したと発表した。 Toyo-Indiaは設計、調達、建設工事を一括で受注し、2027年の完工を予定。PLLはインドの国営企業4社が中心となって1998年に設立されたインド最大のLNG輸入会社。
大阪・通天閣 南海電鉄と協業検討 グループ傘下入りも視野 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima 大阪の観光名所の一つ、通天閣(所在地:大阪市浪速区)を運営する通天閣観光が南海電鉄との協業を検討していることが分かった。業務提携に加え、グループ傘下入りなど資本提携も視野に入れる。両社で、観光地としての魅力を高めるための施策を協議中という。
カネカ 北海道・苫東工場の医療用カテーテル生産能力倍増 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima カネカ(本社:東京都港区)は11月7日、2024年8月に竣工した血清浄化器プラントに次いで、北海道の苫東工場内にカテーテルの新プラントを建設することを決めたと発表した。グループ会社のカネカメディックス(本社:大阪市)が出資し、2027年3月の稼働を予定。投資額は約100億円。今回のカテーテルプラントの新設により、生産能力は現状の約2倍になる。 陸・海・空のアクセスが良好な北海道の苫東地域から競争力のある製品をグローバルに提供することで業容を拡大し、医療用カテーテル事業は2030年にヘルスケア・ソリューション・ユニットで売上高3,000億円を目指す。
デブリ採取に初成功 本格回収へ分析 東電福島第1原発2号機 2024年11月11日つなぐ, アジア-産業fujishima 東京電力は11月7日、福島第1原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出しに成功したと発表した。原発事故から13年半を経て、初めてデブリを回収した。今後の本格的な取り出しのために分析される。 福島第1原発事故では1〜3号機で炉心溶融(メルトダウン)が起こり、核燃料が炉内の構造物と混ざって推計880トンのデブリが発生。その回収作業は政府と東電が2051年までの完了を目指す廃炉工程で最難関とされる。
KADOKAWA下請法違反 公取委が勧告フリーランス買い叩き 2024年11月10日つなぐ, アジア-産業fujishima 公正取引委員会は近く、出版大手、KADOKAWA(本社:東京都千代田区)と、生活情報誌『レタスクラブ』を制作している子会社、KADOKAWA Life Design(本社:東京都千代田区)の下請法違反(買い叩き)を認定し、再発防止を求める勧告を出す方針を固めた。雑誌の製作に携わるライターやカメラマンに支払う原稿料などを著しく低く抑えたため。国がフリーランスの保護を進める中で、立場の強い発注者による不当な圧力に対する厳格な姿勢を示すもの。