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11/5「世界津波の日」和歌山などで巨大地震に備え防災訓練

国連が定める「世界津波の日」(11月5日)を前に、南海トラフ地震の発生を想定した防災訓練が11月4日、和歌山県と大阪府の4カ所で行われ、国や自治体など120機関の約2,000人が参加した。
訓練は、東海沖を震源とするマグニチュード(M)8の地震に続き、四国沖でもM8を超える地震が起き、太平洋沿岸の地域が強い揺れと津波に襲われたーとの想定で実施された。主要会場では自衛隊員や警察官らが①土砂の中で身動きが取れなくなった人を救出②海上では流された人をボートやヘリを使って救助③支援物資を船から降ろすーなどの手順を確認していた。

東北電力 再稼働の女川原発2号機 機器不具合で原子炉停止

東北電力は11月4日、再稼働した女川原子力発電所(所在地:宮城県女川町、石巻市)2号機で発生した機器の不具合で、点検のため同日朝、原子炉を停止したと発表した。周辺への放射能の影響はないとしており、不具合の原因を特定し、対策を講じたうえで再び原子炉を起動させる。起動時期は未定としている。

訪中ビザ免除, 再開を要望 同友会 新浪氏, 韓正副主席と会談

8年ぶりに派遣された経済同友会の訪中団、新浪剛史代表幹事らは11月4日、北京の人民大会堂で韓正(ハンジョン)国家副主席と会談した。この中で、①日本人への短期ビザ(査証)免除の早期再開②2025年大阪・関西万博への積極的な参加ーなどを働きかけた。韓氏は、「中日の経済貿易交流の架け橋の役割を発揮し続け、両国の協力深化を推進してほしい」と述べた。
中国外務省は11月1日、ビザ免除の対象国に韓国やノルウェーなど9カ国を追加したが、日本は含まれていない。

「H3」打ち上げ成功 通信衛星「きらめき3号」を正常分離

日本の大型主力ロケット「H3」の4号機が11月4日午後3時48分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられ、ロケットは予定の軌道に投入され、搭載した防衛相の通信衛星「きらめき3号」を正常ぬ分離した。これで、H3の打ち上げ成功は3回連続となった。
きらめき3合は、高度3万6,000kmの静止軌道上で運用される。H3が高い軌道を回る「静止衛星を」打ち上げるのは今回が初めて。きらめき3号は大容量のデータを安定して送受信できる。陸・海・空の各自衛隊間で迅速な情報共有が可能となる。

24年1〜10月の建設業倒産1,566件 過去10年で最多 職人不足 

帝国データバンクのまとめによると、2024年1〜10月の建設業倒産(負債1,000万円以上、法的整理)は1,566件に上った。8年ぶりの高水準を記録した2023年をさらに上回る急増ペースで推移しており、通年では過去10年で最多を更新する見込み。
木材はじめ建築資材価格の高止まりに加え、建設現場での職人不足と求人難に伴う人件費の高騰が中小建設事業者の経営を圧迫、苦境に追い込んでいる。

「無縁遺体」取り扱いマニュアル整備の自治体わずか11%

厚生労働省の初めての実態調査によると、「無縁遺体」の取り扱いを定めたマニュアルや内規がある自治体は、11.2%にとどまることが分かった。単身高齢者の孤独死・孤立死が増え、死後に身元がわからなかったり、引き取り手のない無縁遺体が増えている。自治体は無縁遺体の火葬や遺骨の保管に苦慮しており、厚労省は今後、統一的な手順を示すことも検討する。
今回、厚労省は全国の自治体にアンケート調査を実施。約1,100の政令市や市区町村などから回答が寄せられ、連絡する親族の範囲をなどを定めたマニュアルや内規が「ある」と答えたのは11.2%だった。小規模自治体に多かった。

全国の病院, 避難所の水道耐震化わずか15% 自治体財政難

国土交通省によると、全国の病院や避難所など約2万5,000の重要施設のうち、接続する上下水道管がいずれも耐震化されている施設はわずか15%にとどまることが緊急点検で分かった。上下水道事業を担う自治体などの財政逼迫で、耐震化が進んでいないことが要因。
今回の緊急点検は、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市、輪島市など6市町を除く全国約5,300の上下水道事業者を対象に実施。災害時に拠点となる重要施設(災害拠点病院、避難所、警察署、消防署、県庁、市役所など)の3月時点の耐震状況を調べた。その結果、重要施設2万4,974カ所のうち、耐震化された上下水道管と接続している施設は3,649カ所(15%)にとどまった。都道府県別では東京都が52%で最も高く、その他は30%以下だった。

自動車大手 PHVの投入加速 EVへの”つなぎ”から一転

脱炭素の本命と目された電気自動車(EV)時代への”橋渡し役”もしくわ”つなぎ”とみなされてきたプラグインハイブリッド車(PHV)だが、EVで先行する中国勢のグローバル市場での攻勢、過剰生産も加わって市場が混乱、にわかにPEVの人気が高まっている。世界的にEVの販売が減速する中、ガソリンと電気を併用できる実用性と環境性能が評価され、需要が高まっているためだ。
自動車大手の最近の動きをみると、トヨタ自動車は10月、主力のプリウスに、税込み400万円を切るPHVを追加した。マツダも10月に発売したSUV(スポーツ用多目的車)「CX-80」のラインアップにPHVを加えた。三菱自動車は11月1日、SUV「アウトランダー」の新型PHVモデルを発表した。ホンダもOEM供給を検討しているという。
欧米でも急速なEV化への見直し発表が相次いでいる。スウェーデンのボルボ・カーは2030年までにずべての新車をEVにするとしていた目標を撤回し、PHVの開発も進める。米ゼネラル・モーターズも同様の方針だ。
EVへの橋渡し役、もしくはつなぎとみなされてきたPHV人気は、EVの価格の高さや充電設備の少なさへの不安から、想定外の期間の活躍が期待できそうだ。

米競馬G1ブリダーズカップ 日本馬健闘も制覇ならず

米国競馬のブリダーズカップ(G1、BCターフ・BCクラシック・BCマイル)最終日は11月2日(日本時間3日)、カリフォルニア州デルマー競馬場で行われた。日本馬はG1・3レースに出走し、BCターフでのローシャムパークは優勝馬に首差の2着に健闘したが、、BCクラシックで快挙を目指したフォーエバーヤングは必死で追い上げたが、3着に終わった。
レース別に日本馬の成績を見ると、BCターフ(2400m芝)では、日本馬のローシャムパーク(5歳牡馬、クリストフ・ルメール騎乗)が2着、シャフリヤール(6歳牡馬、クリスチャン・デムーロ騎乗)が3着に入った。BCクラシック(2000mダート)では、フォーエバーヤング(3歳牡馬、坂井瑠星騎乗)が3着、ウシュバテソーロ(7歳牡馬、川田将雅騎乗)が10着、デルマソトカゲ(4歳牡馬、C.ルメール騎乗)は13着に終わった。BCマイル(1600m芝)ではテンハッピーローズ(6歳牝馬、津村明秀騎乗)が4着、ジオグリフ(5歳牡馬、横山武史騎乗)は5着だった。