政府は4月11日、中長期の農政指針となる「食料・農業・農村基本計画」を閣議決定した。この骨子は①2030年までにコメの輸出目標を、2024年実績の4万5,000トンの7.5倍の35万3,000トンとする②農産品全体の2030年までの輸出目標として5兆円を据え置く③輸入に依存する小麦と大豆の生産拡大に注力、小麦は109万トンから137万トンへ、大豆は26万トンから39万トンへ増やす④食料自給率は現在の38%から45%を目指す。コメの輸出拡大を通じて国内のコメの生産量を増やし、農家の生産基盤の強化や生産性の向上につなげる。