JR北海道の今春のダイヤ改正で、道内の無人駅5駅が3月15日を最後に姿を消した。地元自治体から維持管理負担による駅存続の声はなかった。廃止となったのは宗谷線の初野駅(所在地:美深町)と恩根内駅(同)、石北線愛山駅(同愛別町)、石勝線滝の上駅(同夕張市)、函館線中ノ沢駅(同長万部町)。
維持には除雪費など年間100万円ほどの経費が必要で、JR北海道は極端に利用客の少ない無人駅の廃止を進めている。廃止となる15日、駅では地元の人らがお別れのセレモニーを催し、長年地元とともに歩んできた駅に別れを告げた。