タイでエムポックス重症型を確認 アジアで初の感染者

タイ保健当局は8月22日、エムポックス(サル痘)の、より重症化しやすい「クレード1」感染者が確認されたことを明らかにした。この感染者は14日、アフリカから中東を経由してタイに入国、バンコク郊外に到着した欧州の男性(66)。同当局この男性に接触した約40人の経過を観察中で、現時点では症状は確認されていないという。アジアでクレード1のエムポックス感染者が報告されたのは初めて。
クレード1は家庭内感染が多く致死率も高いとされ、2022〜2023年に流行し、世界各地へ拡大したクレード2とは違いがある。