三井物産 ロート製薬とシンガポール漢方薬EYSを買収

三井物産(本社:東京都千代田区)とロート製薬(本社:大阪市生野区)は4月4日、共同でシンガポール漢方薬製造販売企業のユーヤンサン(Eu Yan Sang International Ltd.本社:シンガポール、以下、EYS)を買収すると発表した。
EYS買収に伴う株式取得総額は約8億シンガポールドル(約880億円)で、最終的な持株比率はロート製薬60%、三井物産30%。
ロート製薬と三井物産が共同保有予定の特別目的会社(SPC、シンガポールで設立)がEYS株式の約86%を保有するライタス・クレーン・ホールディングス(本社:シンガポール)から全株式を譲受することに合意。残りの14%については譲受完了後に公開買付を行う。EYSは1879年に創業された東南アジア最大の漢方薬製造販売企業。