「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

京都・北野天満宮で菅原道真しのぶ「梅花祭」

学問の神様・菅原道真を祀る北野天満宮(所在地:京都市上京区)で2月25日、梅を愛(め)でた道真を命日にしのぶ「梅花祭」が行われた。屋外で茶を楽しむ「野点(のだて)」も開催された。詰めかけた参拝客らを、近くの花街、上七軒の舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ)らがもてなしていた。
梅花祭は約900年続く伝統行事。境内には紅梅や白梅など約50種、約1,500本が植えられている。3月下旬まで「梅苑」として公開、3月19日までの金〜日曜日には夜間ライトアップも行われる予定。

はやぶさ試料分析 小惑星でアミノ酸合成→地球に

九州大学、名古屋大学、京都大学、広島大学、東北大学、北海道大学、東京大学、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した試料(サンプル)の分析成果を2月24日付の米科学誌「サイエンス」電子版に発表した。
これによると、宇宙に漂う小天体でアミノ酸を含む様々な有機物がつくられている痕跡を見つけた。アラニンやグリシンのアミノ酸ほか、約2万種の分子があった。これらが隕石などを介して初期の地球などに運ばれ、生命の誕生に役立った可能性があるという。

奈良・天理市で「氷室」の3年ぶり「氷まつり」

奈良県天理市の山間部の福住地区で2月11日、復元された古代の氷の貯蔵庫「氷室」に氷を運び入れる「氷まつり」が行われた。子どもたちは用意された3トンの氷を、およそ30kgのブロックごとに棒で吊り下げて担ぎ、次々と氷室に運んでいた。
氷まつりは例年この時期に行われるが、2021、2022年は新型コロナ対策で参加者を絞って開催。今年は3年ぶりに従来の規模に戻し、地元の子どもたちらおよそ150人が参加した。この福住地区では古代の氷室の跡が多く見つかっている。

「さっぽろ雪まつり」2/4開幕3年ぶり会場開催

北海道・札幌の冬の風物詩「第73回さっぽろ雪まつり」が2月4日、開幕した。新型コロナウイルス禍で、2021、2022年は映像配信などオンラインのみで実施で、会場開催は3年ぶり。メインは市中心部の大通公園とすすきのの2会場で、11日まで8日間にわたり開催される。会場には日本ハムの新庄剛志監督をモチーフにした雪像や、恐竜、ムカワリュウとティラノサウルスが向かい合った巨大な雪像など、およそ160基の氷雪像を展示。期間中に200万人前後の観客の来場が見込まれている。

「水戸の梅まつり」2/11~3/19 4年ぶり通常開催

「第127回水戸の梅まつり」が2月11日〜3月19日に開催される。主催は水戸の梅まつり実行委員会(事務局、水戸観光コンベンション協会)。主要会場は水戸市の日本三代名園の一つ、偕楽園および江戸時代、水戸藩の藩校だった弘道館。今年は4年ぶりに通常の形で開催できる見込み。

南海トラフ地震発生後1週間 M8級連続発生確率高い

東北大学、京都大学、東京大学の研究チームは1月10日、南海トラフ沿いで巨大地震発生後、1週間以内に同規模、マグニチュード(M)8〜9級後発地震が起きる確率は約2%〜77%と、平時の約100〜3600倍に高まると英科学誌『Scientific Reports』に発表した。
研究チームは、100年超にわたる世界の地震統計データおよび過去の南海トラフ地震発生履歴を組み合わせ、南海トラフ地震が連続発生する確率を、先発地震からの経過時間ごとに算出した。

西宮神社で3年ぶり「福男選び」一番福は大学生

商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社・西宮神社(所在地:兵庫県西宮市)で1月10日、参拝者が”一番福”を目指し境内を疾走する恒例の伝統行事「福男選び」が実施された。先頭で本殿まで約230mを駆け抜けた一番福になったのは大阪商業大学4年の植本亮太さん(22)だった。新型コロナウイルス禍で2021、2022年は中止されており、今年は3年ぶりに開催された。

成人年齢引き下げ後,初の「成人の日」各地で式典

民法改正で2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、初めて迎える「成人の日」となる。多くの自治体は1月8、9の両日、名前を「二十の集い」「二十歳を祝う会」などとし、これまで通り20歳を対象に新たな門出を祝った。
自治体の中には「18歳」「19歳」「20歳」の3回に分けて祝いの式典を行うところや、18歳の制服姿の高校生を対象に成人の日の式典を行ったところもあった。このほか、新型コロナウイルス禍で祝いの式典が見送られた22歳を対象にした、2年遅れの「22歳の集い」などと題した式典を実施した自治体もあった。
総務省によると、改正民法施行の経過措置に伴い、今回の成人は18〜20歳が対象。18歳は112万人、19歳は113万人、20歳は117万人という。

3年ぶり「さっぽろ雪まつり」に向け準備開始

札幌市で1月7日、2月に開催される「第73回さっぽろ雪まつり」に向け、雪像制作に使う雪を郊外から中心部の会場に運び込む作業が始まった。同市中央区の大通公園で式典が開かれた。開催は3年ぶりで、使用される雪は10トントラック約1,600台分。雪まつりは2月4〜11日まで。