大阪公立大など8カ国が参加する国際研究グループは、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを観測、発見したと発表した。今回捉えたのは「244エクサ電子ボルト」という観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線だ。グループは宇宙の謎の解明につなげる期待を込め「アマテラス粒子」の名付けた。
日本、米国、ロシアなど8カ国が参加している研究グループは、2008年から米国ユタ州の砂漠地帯に設置された570台の検出装置のデータを定期的に解析している。
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第75回「正倉院展」初出展の6件含め59件展示 奈良国立博物館
奈良市の奈良国立博物館で10月28日、奈良時代の聖武天皇ゆかりの宝物を公開する「第75回 正倉院展」が始まった。今年は初出展の6件を含め59件が展示されている。正倉院展は11月13日まで。
今回注目されるのは「九条刺納樹皮色袈裟(くじょうしのうじゅひしょくのけさ)」。縦およそ1.5m、幅およそ2.5mの僧侶が身に付ける袈裟で青や黄色に染められた絹の断片が細かく縫い付けられている。聖武天皇が亡くなった後、妻の光明皇后が遺品を東大寺に納めた際、目録の筆頭に掲げ、仏教を厚く信仰した聖武天皇を象徴する宝物の一つ。また、「平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)」は、直径40cmほどの銅鏡で、背面は夜光貝や琥珀を使った豪華な花の文様で彩られた歴史上最高峰の鏡の一つとされている。