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日本出版販売 ローソン店舗で古着リサイクルの実証

日本出版販売は12月12日、都内のローソン店舗で同日より、返品物流を活用した古着のリサイクル事業の実証実験を開始すると発表した。日販グループを挙げて推進するESGの取り組みの一環。この実証実験は、ローソンが11月28日にオープンした「グリーンローソン」(所在地:東京都豊島区/ローソン北大塚一丁目店)で開始する。
不要となった洋服の回収ボックスを設置し、集まった洋服をローソン店舗に配送される商品の返品物流に乗せて回収する。回収した洋服は状態・アイテム・素材・色ごとに分類され、良質なものは「中古衣料」として海外へ出荷、リユースが難しいものは、軍手や工業用ウエスの原材料としてリサイクルされる。実施期間は2022年12月12日〜2023年1月20日。

12月コロナ関連の経営破綻早くも100件に迫る

東京商工リサーチの集計によると、12月の新型コロナ関連の経営破綻(負債額1,000万円以上)が12日現在、92件に上り、100件に迫っている。この結果、全国でコロナ関連の経営破綻は累計4,692件(うち倒産4,535件、準備中157件)となった。
コロナ関連の経営破綻は2022年に入って増勢を強め、9月(206件)、10月(226件)、11月(207件)と3カ月連続で200件を超えている。2021年の年間件数1,718件で、2020年の843件に比べて2倍に増加。2022年は11月までに2,039件と、すでに前年1年間を大幅に上回っている。

塩野義 コロナ飲み薬「ゾコーバ」100万人分追加購入

加藤厚生労働相は12月13日、塩野義製薬の新型コロナウイルス治療薬(飲み薬)「ゾコーバ」を追加で100万人分購入する契約を、同社と結んだと発表した。感染拡大の”第8波”による需要の増加に備える。承認前から契約していた100万人分に加え、新たに100万人分を調達する。塩野義製薬は年内に追加分を納品する予定としている。

10〜12月大企業景況感が2期連続プラス 非製造業改善

内閣府と財務省が12月12日発表した10〜12月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数(BSI)はプラス0.7と、2四半期連続のプラスだった。非製造業はプラス2.7となり、2四半期ぶりのプラスとなった。製造業はマイナス3.6と落ち込んだ。
10〜12月期は新型コロナが7〜9月期の「第7波」に比べると落ち着き、外出関連の業種で景況感が上向いた。製造業は中国をはじめとした海外景気の減速などへの懸念から景況感が悪化した。旅行サービス業はプラス14.6だった。化学工業はマイナス7.0、情報通信機械器具製造業はマイナス13.7だった。

11月企業物価9.3%上昇 21カ月連続前年水準上回る

日銀が12月12日発表した11月の企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は118.5と8カ月連続過去最高を更新した。前年同月比9.3%上昇し、21カ月連続で前年水準を上回った。ただ、伸び率では9月をピークに鈍化している。ロシアによるウクライナ侵攻に伴う資源価格の上昇を受けた電力やガスなどの大幅な価格転嫁の動きが続いている。企業物価指数は、企業間で取引するモノの価格動向を示している。

iPS細胞で加齢黄斑変性患者に網膜移植手術 神戸

神戸市立アイセンター病院の栗本康夫院長らのグループは12月11日、視野が欠けたり視力が落ちたりする加齢黄斑変性の50代女性患者の目に、iPS細胞からつくり出した網膜の細胞をヒモ状に加工して移植する臨床研究の手術を11月下旬に実施したと発表した。術後の経過は順調で、この女性はすでに退院しているという。
同グループでは1年間にわたって安全性に問題がないか経過をみるとともに、5年間かけてさらに49人に同手術を行い、安全性や有効性を確認するとしている。

今年の漢字は「戦」 生活・スポーツ・戦争など意識

日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区)は12月12日、2022年の世相を1字で表す今年の漢字が「戦」に決まったと発表した。11月1日から12月5日の応募総数22万3,768票のうち「戦」が1万864票(4.83%)を集めて、2001年以来、2度目の第1位となった。
円安・物価高による生活上の「戦」、スポーツでの熱「戦」、挑「戦」、ウクライナ侵攻・北朝鮮のミサイル発射などにより「戦」が強く意識される年だったことを象徴した。

国際賢人会議「核兵器なき世界へ大きな第一歩」

世界各国から有識者らを招き核軍縮を議論する「国際賢人会議」が12月10、11の両日、広島市で開催された。同会議は2023年5月に広島市で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)を念頭に核軍縮に向けた国際社会の機運を高めるため持たれた。会議には核兵器国と非核兵器国の核政策に精通した日本人3人を含む各国の15人が参加。米国のオバマ元大統領、国連のグテーレス事務総長がビデオメッセージを寄せた。
岸田首相は11日、同会議閉会のセッションのあいさつや閉幕後の会見で、「核兵器のない世界に向けて国際的な機運を盛り上げるための第一歩になることを期待している」と語った。また「内容をそしゃくし、G7広島サミットにつなげていきたい」と強調した。第2回国際賢人会議をG7サミットの前に開催すると発表した。さらに2023年中に第3回の会合開催も目指す。

競馬 阪神JF リバティアイランド優勝 2歳女王に

競馬の2歳女王を決める第74回阪神ジュベナイルフィリーズ(JF、2歳牝馬、芝1600m、18頭出走、G1)は12月11日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われ、1番人気に支持されたリバティアイランド(川田将雅騎乗)が1分33秒1で優勝し、1着賞金6,500万円を獲得した。川田騎手はこのレース初勝利、中内田充正調教師は2勝目。
レースはリバティアイランドが道中、中団につけて進み、直線、他馬とは全く違う脚色で一気に差し切った。同じ舞台で行われる2023年春の桜花賞の有力馬として名乗りを上げた。2馬身1/2差の2着に12番人気のシンリョクカ、3着に10番人気のドゥアイズが入信した。