「未分類」カテゴリーアーカイブ

ソニー ”におい”で認知症の兆候を把握 学術機器

ソニーグループ傘下のソニーは10月5日、人間の嗅覚を簡単に測定できる機器を開発したと発表した。においのもととなる「嗅素」を手軽に制御できる独自の技術「Tensor Valve(テンソルバルブ)」という仕組みを搭載した「におい提示装置」だ。手軽な嗅覚測定から、認知症になどつながる脳の機能低下の兆候も早期に察知できるようにすることを目指す。
2023年春に企業や研究機関向けに売り出す。当面は医療機器でなく、研究用途に販売する。ソニーの市場推定価格は230万円前後。

塩野義 コロナ飲み薬を低所得国へ提供,MPPと契約

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は10月4日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」を低中所得国に広く提供するためのライセンス契約を、スイスに本部を置く公衆衛生機関、医薬品特許プール(MPP)との間で締結したと発表した。日本など規制当局での薬事承認が前提となる。
MPPがジェネリック医薬品(後発薬)メーカーにゾコーバの生産・供給のサブライセンスを与えることで117カ国に供給することが可能になる。塩野義は、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症について緊急事態を宣言している期間、契約の対象国での売り上げに対する特許権料を放棄する。

若田さん 宇宙へ5度目飛行 打ち上げ成功 NASA

米航空宇宙局(NASA)と米スペースXは10月5日正午(日本時間6日午前1時)、日本の若田光一飛行士(59)ら4人が乗る宇宙船クルードラゴン5号機を打ち上げた。NASAによると、宇宙船は計画通りの軌道に投入され、打ち上げは成功した。若田さんは5度目の飛行で、日本人として最高齢での挑戦。約半年間の国際宇宙ステーション(ISS)滞在の間、将来の月や火星探査に備えた実験などを行う。

大谷 メジャー初の投打で規定数到達の快挙達成

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手がレギュラーシーズン最終戦となる10月5日(日本期間6日早朝)のアスレチックス戦に、先発兼3番指名打者で出場し、メジャー5年目で初めてシーズンの規定投球回数(162)に到達した。同一年に規定打席数とともにクリアし、ワールドシリーズが始まった1903年以降で大リーグ初となる快挙を達成した。なお、この日は5回6奪三振1失点でマウンドを降り、16勝目はならなかった。

日本紙パ商事 シンガポール熱転写リボン会社を買収

日本紙パルプ商事(本社:東京都中央区)は10月3日、連結子会社のOVOL Singapore Pte.Ltd.(本社:シンガポール)が、シンガポールで熱転写リボンの加工・販売を手掛けるTransam Industries Pte.Ltd.の全株式を取得したと発表した。
今回の買収により、OVOLは主力の紙の加工・販売に加え、サイン&ディスプレイ用途など新たな領域でのノウハウを獲得し、事業の多角禍を進めていく。
Transamが加工する熱転写リボンは物流・各種タグ・食品包装・衣料品・自動車など様々な分野で需要があり、とりわけ食品包装、自動車関連で需要が伸びている。

三菱重工G シンガポールの地域冷房向けにターボ冷凍機

三菱重工業(本社:東京都千代田区)は10月4日、グループの三菱重工サーマルシステムズとアジア地域拠点のシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.が、シンガポールのマリーナベイエリアの大型地域冷房プラント向けに大容量ターボ冷凍機「GARTシリーズ」2台(総冷房能力8,400冷凍トン)を納入したと発表した。この結果、同社グループが同エリア向けに納入したターボ冷凍機は計18台となる。

ロシア国民70万人が徴兵逃れで出国か 米誌報道

米国の経済誌「フォーブス」ロシア版は10月4日、ロシア大統領府筋の情報として、9月21日のプーチン大統領による予備役の部分的動員の発表以降、60万〜70万人のロシア国民が、徴兵逃れのため同国を出国したと伝えた。
主な出国先は欧州連合(EU)圏のフィンランド、エストニア、ジョージア、カザフスタンなどだ。

日本ハム 培養肉の商用化へ動物血清を食品で代替

日本ハム(本社:大阪市北区)は10月4日、培養肉の細胞を培養する際に必要となる培養液の主成分を、これまで用いられてきた動物由来のもの(血清)から、一般的に流通する食品由来のものに置き換えて、ウシやニワトリの細胞を培養することに成功したと発表した。
これにより、培養液のコストで大きな割合を占める動物血清を、安価かつ安定的に調達可能な祝品に代替できることになり、将来的な培養肉の社会実装に向けて前進した。

帝人F タイ現法2社で脱炭素へ太陽光など導入

帝人の子会社、帝人フロンティアは10月3日、脱炭素に向け、タイでポリエステル繊維事業を手掛けるグループ会社2社の工場に、太陽光発電システムと天然ガスボイラーを導入したと発表した。両設備の導入により、合わせて年間約1万7,000トンのCO2排出量「の削減が可能になるとしている。
テイジン・ポリエステル(タイランド)には建屋屋上に太陽光パネルを設置、10月から運用を開始している。また、テイジン(タイランド)では従来の石油ボイラーに替えて天然ガスボイラーを導入、8月に運用開始している。

リンナイ,トヨタ 水素調理で共同開発 実証実験へ

リンナイ(本社:名古屋市中川区)とトヨタ自動車は10月4日、ウーブン・プラネット・ホールディング(以下、ウーブン・プラネット)とともに、新たな水素の用途の一つとして水素を燃焼させて行う調理(以下、水素調理)機器について、共同開発したと発表した。静岡県裾野市でトヨタが建設を進めるウーブン・シティなどで実証を行い、水素が生活の様々な場面で安全に使用される身近なエネルギーとなることを目指し、両社で水素調理の可能性を模索していく。