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トヨタ 中国BYDと共同開発のセダン型EV発売へ

トヨタ自動車は10月24日、中国の電気自動車(EV)大手、BYDとの共同開発によるセダン型の新型EV「bZ3」を近く中国で発売すると発表した。電動化技術でトップレベルのBYDと協業することで、世界最大市場の中国でのEVシェア拡大を図る。
bZ3は、中国・天津市のトヨタの工場で生産する。BYDの電池を搭載、航続距離は最長600km超という。トヨタの量産型EVとしては、5月に日本で売り出したSUV(スポーツ用多目的車)「bZ4」に続く第2弾。
BYDが1〜6月に世界で販売したEVは約32万台で、米テスラに次ぐ2位。

アジアのノーベル賞に日本人眼科医,服部匡志さん

「アジアのノーベル賞」と呼ばれる今年のマグサイサイ賞に、日本人眼科医、服部匡志さん(58)が選ばれた。服部さんは、ベトナムで貧困のため白内障などの治療が受けられず、失明する人たちを救うため、私財も投じておよそ20年間にわたり、手術や治療を無償で行い、高度な手術ができる眼科医の育成にも尽力してきた。「アジア失明予防の会」代表。
マグサイサイ賞には、これまでマザーテレサや、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世、日本人ではアフガニスタンで灌漑開削事業を通して農業振興に貢献した中村哲さんらが受賞している。

物流施設の自動化・制御・管理で8社が共同実証

大和ハウスグループのフレームワークス(本社:東京都港区)など物流関連事業8社は10月24日、物流施設における自動化機器の制御・管理システムに係る標準化や、商慣行に係る業務対象物の標準化のモデルケース創出に共同で取り組む実証実験を開始すると発表した。
これは経済産業省の公募事業、令和4年度「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設におけるサプライチェーン横断的な自動化機器の効果的導入・活用事例の創出)」の採択を受けたもの。
同事業に参画するのはフレームワークスはじめ、アンシェル(本社:東京都港区)、FAプロダクツ(本社:東京都港区)、オフィスエフエイ・コム(本社:栃木県小山市)、キリンビバレッジ(本社:東京都中野区)、日立物流(本社:東京都中央区)、BIPROGY(本社:東京都江東区、旧 日本ユニシス)、Mujin(本社:東京都江東区)の8社。

マツキヨココカラ 香港にコーズウェイベイ店,4店目

ドラッグストア・調剤薬局を展開するマツキヨココカラ&カンパニー(本社:東京都文京区)は10月21日、香港で松本清香港股份有限公司(以下、マツモトキヨシ香港)を通じ、4号店目となる「マツモトキヨシ コーズウェイベイ店」を同日オープンすると発表した。同店舗はマツモトキヨシの旗艦店として香港島随一のショッピングエリア、コーズウェイベイ ハンルンセンター内に出店。
同店のコンセプトは”Tokyo CHAOS”。香港にいながら、TOKYOを感じてもらう、Tokyo Culture Japan Beauty体験型ショップ。売場面積は約792㎡。営業時間は日曜〜木曜日は11時〜22時、金曜・土曜日は11時〜23時。取扱商品は医薬品、健康食品、衛生用品、日用品、食品。
香港には2022年5月に1号店をオープン、順次2号、3号店まで出店してきた。

マイナ保険証「持たない人に別の制度用意」首相

岸田首相は10月24日、衆院予算委員会で政府が進める健康保険証とマイナンバーカードの一体化に関して、「カードを持っていない人に別の制度を用意する」と表明した。そして、診療代を「いったん全額負担してもらうようなことはなく、保険診療を受けられるのは当然だ」とし、「資格証明書ではない制度を用意する」と言明した。

中国7〜9月GDP実質3.9%増 程遠い通年目標5.5%

中国国家統計局が10月24日発表した2022年7〜9月期の国内総生産(GDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比3.9%増となった。前期の0.4%増から持ち直した。新型コロナウイルス対応の移動制限が経済活動を妨げており、政府の年間の成長率目標5.5%前後を大幅に下回るとみられる。
当初は10月18日の共産党大会期間中に発表する予定だったが、直前に公表延期を発表していた。新型コロナウイルスを封じ込めるため、習近平政権が掲げる「ゼロコロナ」政策が経済活動の重荷となる中、習氏の円滑な3期目入りに水を差すのを避け、配慮した可能性がある。

インド・デリー首都圏にディーゼル規制など適用へ

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インド・デリー首都圏にディーゼル発電聞規制などが適用された。インド大気質管理局(CAQM)は10月19日、デリー首都圏の空気汚染対策として、ステージ2(AQI301以上)の各種措置を即時適用する通達を発出した。
ステージ2対策の主な措置は①建設現場の防塵対策の定期的な検査で厳格な運用②ホテル、レストラン、屋外食堂など炭や薪(まき)の使用禁止③公共電力の安定供給保証④ディーゼル発電機の使用禁止(医療施設、空港、鉄道駅、軍事施設など緊急を要する、あるいは日常生活に不可欠なサービスは対象外)。
CAQMの行動計画では空気汚染がさらに悪化した場合、建設工事の減速停止などを課すステージ3、トラックのデリー市内通行の原則禁止などを課すステージ4についても定めている。

今村聖奈,女性騎手年間最多の45勝 記録塗り替える

日本中央競馬会(JRA)の新人、今村聖奈騎手(18)が10月23日、新潟市の新潟競馬場で行われた第2レース(芝・1600m)で、フェステスバンドに騎乗して1着となり通算44勝目を挙げ、JRAの女性騎手の年間最多勝記録を塗り替えた。第8レースにも勝ち、45勝に伸ばした。従来の記録は、藤田菜々子が騎手4年目の2019年にマークした43勝だった。

日本オープンゴルフ 蟬川がアマで95年ぶり制覇

ゴルフの日本オープン選手権(兵庫県三甲GCジャパン)最終日の10月23日、21歳のアマチュア、蟬川泰果(せみかわ・たいが、東北福祉大)が73で回り、通算10アンダー、270で第1ラウンドから4日間通じトップを堅持、完全優勝した。1927年から開催されている大舞台で、アマチュアの優勝は第1回以来、95年ぶりの快挙だった。
蟬川を追い上げ2打差に迫った比嘉一貴が優勝相当の賞金4,200万円を獲得した。3位タイにも通算4アンダーでアマチュアの杉浦悠太(日大)が入った。

競馬G1菊花賞 アスクビクターモアに戴冠

3歳馬クラシック3冠レースの最終戦、第83回菊花賞(G1、3000m、18頭出走)が10月23日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われ、2番人気のアスクビクターモア(田辺裕信騎乗)が3分2秒4のレコードタイムで優勝し、G1初勝利を挙げた。1着賞金1億5,000万円を獲得した。田辺騎手、田村康仁調教師とも菊花賞は初勝利だった。
アスクビクターモアは好位を追走、最終コーナーで先頭に立ち、ゴール前2頭の猛追を振り切った。鼻差2着にボルドグフーシュ、さらに半馬身差の3着に4番人気のジャスティンパレスが入った。1番人気の支持を集めたガイヤフォースはゴール前、伸びを欠き8着に終わった。