「未分類」カテゴリーアーカイブ

JERAとトヨタ 蓄電システムのコスト大幅削減技術

JERAとトヨタ自動車は10月27日、リユースした電動車(HEV、PHEV、BEV、FCEV)の駆動用バッテリーを活用した蓄電システムのコストを大幅に抑える技術を開発したと発表した。
リユースしたバッテリーを使った従来の蓄電システムは、各バッテリーの性能に差があると全体の「性能が低下する。このため、種類や劣化度合い、容量などを事前に揃える必要があった。
今回開発した蓄電システムは、これらが混ざった状態でも高い性能を出せるという。蓄電システムはJERAの三重県の発電所内で同日稼働し、2022年度内に送電網に接続する。

 

GSアライアンス 再生医療の足場材料を3D印刷に成功

GSアライアンス(本社:兵庫県川西市)は10月26日、生分解性樹脂とヒドロキシアパタイト複合体を用いて、人工骨や再生医療における細胞の足場材料にも応用できる可能性のある材料を3Dプリンターで印刷することに成功したと発表した。
骨欠損の治療、修復手術をする場合、求められる患者の骨に近い組織構造を再現しなければならないが、そのためには高い精度で正確な3次元造形する必要がある。そこで、今回3Dプリンターを用いることで、患者ひとり一人異なる形状に合わせた、複雑な形状の人工骨造形が可能になったという。

ニプロ フィリピンに医療機器販売子会社を設立

ニプロ(本社:大阪市北区)は10月26日、連結子会社ニプロアジア(本社:シンガポール)が、フィリピンマニラ首都圏のタギック市に医療機器販売子会社「ニプロメディカルフィリピンCorp.」を設立すると発表した。12月1日に設立し、2023年1月1日に営業開始する予定。資本金は7,500万ペソ。
地域に根差したきめ細やかなサービスの提供を通じ、「ニプロブランド」のプレゼンス向上を図っていく。

WWFとオ−ステッド グローバル・パートナー締結

世界で自然保護を主導する世界自然保護協会(以下、WWF)と世界で最も持続可能なエネルギー企業、オーステッド(オーステッド・ジャパン所在地:東京都千代田区)は10月26日、5年間のグローバル・パートナーシップを締結すると発表した。
両者は共同で、気候変動と海洋生物多様性の損失に対するアクションを一体的に行い、持続可能エネルギーへの迅速な移行を支援しながら、差し迫る世界的な生物多様性の危機に対するソリューションを開発する。自然との調和だけでなく、生物多様性を豊かにする洋上風力の導入構想やアプローチを特定し、これらを開発・提唱していく予定。

川崎車両 NY交通局地下鉄車両640両を追加受注

川崎車両(東京本社:東京都港区)は10月27日、米国現地法人Kawasaki Rail Car,Inc.(KRC、所在地:ニューヨーク州ヨンカース市)を通じてニューヨーク市交通局(NYCT)より新型地下鉄電車「R211」640両を追加受注したと発表した。追加分の契約金額は約17億米ドル(約2,581億円)。車両の構体製作をリンカーン工場(所在地:ネブラスカ州)、機器取付・最終組立および機能試験をリンカーン工場よヨンカース工場(所在地:ニューヨーク州)の2カ所で行い、2025年から2026年にかけて納入する予定。
今回の追加発注は2018年に受注したベース契約535両に付随するオプション契約640両が行使されるもの。これにより、R211の受注総数1,175両、契約総額は約32億米ドル(約4,674億円)になる。
今回の追加車両の発注以外に本契約以外に、本契約には最大437両のオプションが残されており、オプションすべてが行使された場合は、生産総数1,612両、受注金額は約41億米ドル(約5,973億円)と、同社における過去最大規模の鉄道車両案件となる。

自動運転「レベル4」23年4月公道走行解禁へ

警察庁は10月27日、特定の条件下で運転を完全に自動化する自動運転の「レベル4」の運行許可制度を盛り込んだ改正道路交通法の施行について、2023年4月1日を予定していると明らかにした。施行されれば、レベル4の公道走行が解禁されることになる。
レベル4は、緊急時に人が運転するレベル3と異なり、システムが車を完全に停止させるところまで担うことが前提。当面は、人口の過疎化が進む地域での遠隔監視のもと、特定ルートを無人で走る巡回バスなどの実用化が想定されている。

梅毒患者 今年初の1万人超え 昨年を更新 急増

国の集計によると今年、性感染症の梅毒と診断された患者数は10月23日までに、全国で1万141人(速報値)に達したことが分かった。現在の調査方法となった1999年以降、年間を通じて梅毒患者が1万人を超えたのは初めて。
梅毒患者は戦後間もない時期には20万人以上に上ったとされるが、抗菌薬の普及で大幅に減少。過去の感染症と目されていた。近年では2018年をピークに減少に転じた後、再び急増。2021年は7,983人に上り、最多を記録していた。

大阪府 全国初のギャンブル依存症対策条例成立

大阪府議会で10月26日、ギャンブル依存症対策条例が大阪維新の会や公明党などの賛成多数で可決、成立した。大阪府と大阪市が整備・開業を目指す、カジノを含む統合型リゾート(IR)を推進するうえで課題となっている懸念を払拭し、住民の理解を得るため、大阪維新の会が条例案を提出していた。
府によると、ギャンブル依存症対策の条例制定は全国初。1年以内に施行する。

横浜市大 藤沢市と芥川龍之介直筆資料修復で協定

横浜市立大と神奈川県藤沢市は10月25日、藤沢市文書館が所蔵する芥川龍之介の直筆資料修復に係る協定を締結すると発表した。文化・芸術の振興を図るため、また芥川龍之介資料に関する研究の一環。
両者は2022年度中に、藤沢市文書館が所蔵している芥川龍之介資料約100点の修復を予定しており、2024年度までに修復を終える予定。

国土強靭化計画 23年夏めどに改定へ 首相が指示

政府は10月25日、首相官邸で防災対策の強化を議論する閣僚会合「国土強靭化推進本部」を開いた。この中で岸田首相は「災害の激甚化、頻発化という社会課題に対応し、災害に強い国づくりを強力に推進する」と述べた。そのうえで、2023年夏をめどに、2018年に定めた現在の国土強靭化基本計画に代わる、災害に強い国づくりの指針と位置付ける「国土強靭化基本計画」を改定するよう指示した。