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宇宙環境利用へ検討調査 JAXAの公募に民間参画

兼松、東京海上日動火災保険、日本航空、三菱重工業、三菱UFJ銀行などは11月4日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した「持続可能な地球低軌道における宇宙環境利用の実現に向けたシナリオ検討調査」の企画コンペに採択されたと発表した。これは、国際宇宙ステーション(ISS)退役後の地球低軌道活動について、これまでISS日本実験棟「きぼう」を通じて成熟・成長させてきた宇宙環境利用と、その需要は円滑に継承されることを目指し、民間企業が主体となって有人飛行サービスも含め、ビジネスモデルを検討するもの。

米FCCが宇宙局創設 急増する民間投資申請に対応

米連邦通信委員会(FCC)は11月3日、宇宙局を創設すると発表した。宇宙への民間投資が拡大し、当局への申請が急増していることに対応する。FCCによると、過去2年間で新しい衛星の申請は6万4,000件に上り、企業による2021年の宇宙への投資額は100億ドル(約1兆5,000億円)となっている。

50年に世界遺産の氷河の1/3が消滅 ユネスコ予測

国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部:フランス・パリ)は11月3日、地球温暖化に伴う気温上昇により、世界遺産にある氷河の3分の1が消滅するとの予測を発表した。氷河を含む世界遺産は50カ所あり、そのうち3分の1にあたる十数カ所で消滅するとしている。一方、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えられれば、残り3分の2の氷河はまだ保護できるという。

福沢諭吉ら現紙幣の製造終了,新デザイン紙幣へ

日銀関係者によると、現在の紙幣、1万円札の福沢諭吉、5千円札の樋口一葉、千円札の野口英世の肖像画がデザインされている紙幣の製造が9月までに終了していたことが分かった。すでに新デザイン紙幣の量産を始めているという。
財務省は2019年4月に1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎に切り替えることを発表。2024年度上期をめどに、これら新しい紙幣の発行を開始する。

「空飛ぶクルマ」実機に試乗も 大阪万博イベント

2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた機運醸成のためのイベント「HANAZOKO EXPO(ハナゾノエキスポ)」が大阪府東大阪市で11月5〜6日の2日間開催されている。
花園ラグビー場がある花園中央公園の会場には、約200のブースに、今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づいたコーナーが設けられている。仮想現実(VR)などゴーグルで最新のデジタル技術を体験できるコーナーもある。
今回の万博の目玉の「空飛ぶクルマ」の実機が出展され、来場者は次々に試乗していた。これは中国・イーハンの機種で、2人乗りのシートを備えている。
主催の東大阪市は2日間で計2万人の来場を見込んでいる。

ジェットスターJ 23年度夏期国内5路線 先行販売

ジェットスター・ジャパン(本社:千葉県成田市)は11月4日、2023年夏期運航スケジュール(2023年3月26日〜10月28日)の運航ダイヤを一部決定し、対象となる運航便の航空券を同日13時より販売すると発表した。
販売路線は成田ー新千歳・福岡・那覇・下地島路線および中部ー福岡路線の国内5路線で、2023年3月26日〜10月28日の搭乗分を販売する。

東京ガス,丸紅 ベトナムで火力発電視野に合弁設立

東京ガス(本社:東京都港区)は11月4日、ベトナム最大のIPP事業者ペトロ ペトロパワー社(以下、PVP)、機械生産・販売事業者のコラビ社および丸紅(本社:東京都千代田区)と、合弁会社「Quang Ninh LNG Power JSC社」(所在地:ベトナム・クアンニン省、以下、QNLP)を設立したと発表した。
QNLPは、陸上LNG受入基地および天然ガス火力発電所(発電容量:150万KW)の開発・建設・運営、LNG調達、ベトナム電力グループへの売電を行うLNG to Powerプロジェクトの事業性評価を実施する。最終投資意思決定のうえ、2027年後半からの商業運転開始を目指す。

工学院大 バイオガスで作動の燃料電池とエビ養殖で実証

工学院大学(所在地:東京都新宿区)は11月4日、世界初のバイオガスで作動する燃料電池とIoTを導入したエビ養殖システムの実証研究を産学連携で開始すると発表した。バイオガスSOFCによるグリーン電力供給とIoT水管理によるエビ増産システムを統合したエビ養殖システムを構築し、これを実証する。「養殖汚泥とバイオマス廃棄物」と「IoTを用いた制御によるエビ養殖」の2つを組み合わせたもの。