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JFEケミカル・中国宝武集団Gの内モンゴル電池材合弁稼働

JFEスチールは12月10日、100%子会社のJFEケミカル(本社:東京都台東区)と、中国最大の鉄鋼メーカー、中国宝武鋼鉄集団(本社:上海市、宝武集団)傘下の宝武碳業科技股份有限公司が出資する合弁会社「烏海宝傑新能源材料有限公司」が、内モンゴル自治区烏海市で運営するリチウムイオン電池用負極材工場の操業を開始したと発表した。
新型コロナウイルスの影響などで工期が遅れていたが、今年9月から一部工程の試運転を開始し、11月末に正式稼働した。2022年後半のフル稼働を目指す。工場の総投資額は6億元(約107億円)、年間生産能力は1万トン。
JFEケミカルは今回この合弁事業を通じ、新たにニードルコークス系リチウムイオン電池用負極材の生産拠点を得て、従来のハードカーボン負極材、天然黒鉛系負極材を加えた製品ラインアップを確立し、環境負荷の低い持続可能な社会の実現に貢献していく。

ブリヂストン 化成品と防振ゴム2事業売却 拠点再編・集約

ブリヂストン(本社:東京都中央区)は12月10日、自動車の内装材を中心とした化成品ソリューション事業と、防振ゴムの2事業を売却すると発表した。売却額は非公表。化成品ソリューション事業はエンデバー・ユナイテッド(本社:東京都千代田区)2号投資事業有限責任組合に、防振ゴム事業を安徽中鼎控股(集団)股份有限公司(本社:中国安徽省宣城市寧国市)にそれぞれ譲渡する。
化成品ソリューション事業の2020年実績のグローバル連結売上収益は約557億円。防振ゴム事業の2020年実績のグローバル連結収益は約544億円。同社は2月に発表した国内外にある約160の生産拠点を4割減らす計画を掲げており、この一環。

競馬 阪神JF サークルオブライフV 来春の桜花賞に名乗り

競馬の第73回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1・1600m芝、牝2歳、18頭出走)は12月12日、阪神競馬場で行われ、3番人気のサークルオブライフ(ミルコ・デムーロ騎乗)が1分33秒8で優勝し、賞金6,500万円を獲得した。この結果、同馬は2022年春同競馬場で行われる桜花賞(1600m芝、牝3歳)の有力馬として名乗りを挙げた。
Mデムーロ騎手はこのレース初勝利、国枝栄調教師は2勝目。後方を追走したサークルオブライフが直線で差し切った。2着には8番人気のラブリイユアアイズ、3着は4番人気のウォータナビレラが入った。1番人気のナミュールは4着だった。

ニプロ タイでワクチン注射器生産開始 接種効率化促進 海外初

医療機器メーカー、ニプロ(本社:大阪市北区)は、タイで新型コロナウイルス接種に適したシリンジ(注射針)の生産を開始した。薬液が残る先端部分「デッドスペース」を従来品より小さくし、ワクチンを効率的に採取できる特殊な構造となっている。海外拠点での生産は初めて。NNA ASIAが報じた。

拉致被害者家族会 飯塚代表が退任 後任に横田拓也さん

北朝鮮による拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(83)が12月11日、健康上の理由から代表を辞任した。飯塚さんは田口八重子さん(失踪当時22)の兄。後任の3代目代表として、横田めぐみさん(同13)の弟で事務局長の拓也さん(53)が就任した。新たな事務局長には田口さんの長男、飯塚耕一郎さん(44)が就いた。
飯塚さんは2007年11月、代表に就任。めぐみさんの父親で初代代表の滋さん(2020年6月に87歳で死去)の後を継ぎ、14年にわたり代表を務めた。

大阪メトロ 23年4月から新型車両を順次導入 遠隔操作も

大阪メトロは12月10日、車両内に設置した防犯カメラの映像を車掌がリアルタイムで確認できるなど、最新の機能を備えた新型車両を2023年4月から順次導入すると発表した
新車両は、車両の前面がガラス張りに見えるデザインで、宇宙船をイメージしている。混雑状況に応じて自動的に車内の温度調節を行える機能を備えるという。2025年の大阪・関西万博を見据え、多言語で乗り換え案内などを表示する。さらに指令所から遠隔操作もできるようにし、自動運転の実証実験も行うとしている。

民間ロケット1号機発射は22年末に 部品遅れで スペースワン

和歌山県串本町で建設が進む日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」を運営する宇宙事業会社(所在地:東京都)の阿部耕三取締役は12月11日、地元自治体や観光協会などが地域活性化に向け設立した協議会の臨時総会に出席。
ロケット1号機の発射時期について、2022年3月末までとしていたが、2022年末までにずれ込むとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルスの影響で海外に発注していたロケットの部品が届かないためという。

東京都心5区のオフィス空室率11月は6.35%と初の下落

オフィスビル仲介大手の三鬼商事(所在地:東京都中央区)のまとめによると、11月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の空室率は6.35%と10月に比べ0.12ポイント下がった。賃料が下がり割安感が出たことで、一部でオフィスを広げる動きがあったためとしている。地区別では中央区が0.17ポイント高の5.74%と、5区で唯一空室率が上昇した。新宿区は大手IT企業がオフィスを増床し、6.13%と0.66ポイント低下した。港区や渋谷区も空室率が下がり、千代田区は横ばいだった。

東大など 血小板”塊”で新型コロナの重症化リスクを予測

東京大学、米国バージニア大学の共同研究グループは12月9日、新型コロナウイルスの感染患者に過剰な数の血小板”塊”が存在することを世界で初めて発見。またその循環血小板凝集塊の出現頻度と患者の重症度、死亡率、呼吸状態、血管内皮機能障害の程度に強い相関関係があることを発見したと発表した。この結果、血小板”塊”の数が新型コロナの重症化リスクの判定・予測に資すると期待されるという。