JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月16日、ベトナムのトゥアンタインエンバイロメント社(本社:バクニン省、以下、TT社)と共同で、T&Jグリーンエナジー社(本社:バクニン省、以下、T&J社)を設立し、バくニン省で廃棄物発電事業を開始することに合意したと発表した。
TT社は、廃棄物焼却をはじめ各種リサイクル事業を総合的に展開するベトナムの大手リサイクル会社。T&J社設立後、JFEエンジがプラントの設計・建設・運転を、TT社が許認可の取得やプラント用地確保、焼却する廃棄物の収集・運搬および焼却灰処理を担当する新設する廃棄物発電プラントは2022年1月に建設が開始され、2024年1月に完成予定。
同プラントは日量500トンの一般廃棄物・産業廃棄物を焼却し、発電出力は11.6MW、年間想定発電量は9万1,872MWhで、発電された電力は固定価格買取制度(FIT)を活用して、ベトナム電力公社に売電する。
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三井不動産 中国で12/22「ららステーション上海蓮花路」開業
ゼンリンなど大分県で遠隔医療Sとドローン組み合わせ実証
離島・へき地を支える医療現場の課題解決へ、地図情報・位置情報をベースにした日本初のオンライン診療・ドローン配送システムの実証実験が行われた。
ゼンリン(本社:福岡県北九州市)、オーイーシー(本社:大分市)、KDDI(本社:東京都千代田区)、大分県の4者は、2021年10月および12月の2度にわたり、大分県佐伯市で、遠隔診療システムとドローン配送を組み合わせた実証事業を実施したと12月15日発表した。この実証では、ゼンリンが提供する地図プラットフォーム「ZENRIN Maps API」をベースにゼンリンとオーイーシーが開発した「遠隔診療システム」を用いた、離島と本島間におけるオンライン診療・服薬指導から、KDDIの「スマートドローンプラットフォーム」を活用したドローンによる医薬品配送までのオペレーションを展開し、一元管理する検証を行った。
京大と大阪ガス 中長期気象予測に関する共同研究を開始
京都大学防災研究所(以下、京大防災研)と大阪ガス(本社:大阪市中央区)は12月14日、さらなるエネルギー供給の安定に向けた取り組みとして、中長期気象予測に関する共同研究を同日開始したと発表した。エネルギー事業は、気温によりガス・電力の需要に変化が生じたり、天候により太陽光発電の発電量に影響を受けたりするなど、気象条件と密接に関係している。
今回の共同研究では、京大防災研の地球規模の気象力学や数値天気予報に関する知見と、大阪ガスの気象シミュレーションと機械学習を組み合わせた気象予測のノウハウなどを融合して、極寒や猛暑などエネルギー事業に影響を及ぼす可能性がある現象を、地球規模の大気の状態を解析することで、2週間から数か月前に予測することを目指す。2021年度は北半球の気象パターンを分析することで、大陸から日本への寒波到来の予兆を早期に把握する手法に関する研究を行う予定。
配車大手グラブ マレーシアの「ジャヤ・グローサー」買収
インドネシア・ジャカルタでオミクロン株感染者初確認
石炭火力発電 21年は過去最高に IEA予測 中印の石炭需要急増
国際エネルギー機関(IEA)は12月17日、世界の石炭火力による2021年の発電量が過去最高になるとの見通しを発表した。新型コロナ禍からの景気回復を背景に中国とインドの石炭需要が急増した。国際社会は気候変動に取り組み脱炭素を大きく掲げているが、現状の取り組みはこれとは裏腹にCO2を多く排出する石炭火力に依存している現状が浮かび上がった。
IEAが同日公表した石炭に関する年次報告書によると、2021年の石炭火力の発電量は1万350テラワット時で前年比9%増える見通し。天然ガス価格の高騰で石炭発電の利用が増えたこともその一因。世界のほとんどの主要地域で2020年に比べて石炭火力での消費は増えているものの、中国とインドはコロナ禍前の2019年の水準を超え、それぞれ過去最高水準になるとみられる。
「業務スーパー」売り上げ,最終利益とも過去最高 巣ごもりで
「業務スーパー」を運営する神戸物産(本社:兵庫県加古川市)の今年10月までの年間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の高まりで売り上げ、最終利益とも過去最高となった。神戸物産グループの売上高は前年比6.2%増の3,620億円、最終利益は同30.2%増の195億円の増収増益だった。増収増益の要因として①巣ごもり需要が増え、自社開発の冷凍食品やデザートなどが好調だった②マスクなど衛生商品も売れ行きが伸びた-などを挙げている。
11月からの次期見通しについて、売上高は今期比5%増の3,800億円、最終利益は同1.1%増の198億円を見込んでいる。原材料価格の高騰もあり、今期より伸びは小さくなるとみている。
プロ野球 MVPは村上と山本が初受賞 新人王は栗林と宮城
プロ野球選手の表彰式「NPB AWARDS」が12月15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)と、パ・リーグがオリックスの山本由伸投手(23)が選ばれた。両選手はチームをリーグ優勝へ導く原動力となった。村上選手は史上最年少での通算100号を達成。打率2割7分8厘、39本塁打、112打点の成績を残し、初の本塁打王を獲得した。山本選手は18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率7割8分3厘と、圧倒的な数字を残した。
新人王はセ・リーグが広島の栗林良吏投手、パ・リーグがオリックスの宮城大弥投手が選出された。栗林は今季、1年目からクローザーとして大活躍。53試合に登板し0勝1敗、37セーブ、防御率0.86.新人新記録となる開幕から22試合連続無失点に始まり、2015年のDeNA・山崎に並ぶ新人最多タイの37セーブを積み上げた。宮城は2年目の今季、23試合に登板し13勝4敗、防御率2.51。エースの山本とともに、チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。
タカラバイオ オミクロン株に特徴的な変異検出するPCR試薬
タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は12月15日、新型コロナウイルス変異株の変異検出用リアルタイムPCR試薬シリーズに、オミクロン株に特徴的なE484A変異およびG339D変異を検出する試薬を、同日より受注開始すると発表した。
この試薬は、発売中の変異検出用試薬シリーズと同様に、RNAを精製することなくダイレクトPCRが可能で、コアキット(PCR酵素ミックスと前処理試薬のセット)と組み合わせて使用する。また、反応確認用の陽性コントロール(オミクロン株用S遺伝子配列)も発売する。
オミクロン株は、遺伝子変異が多く、感染力の増大や既存ワクチンの予防効果が低下する可能性が指摘されている。この試薬によりオミクロン株に特徴的な変異を検出することで、迅速かつ正確なオミクロン株のスクリーニングが期待される。