「未分類」カテゴリーアーカイブ

ニコン 協働ロボット用関節ユニットの製品拡充

ニコン(本社:東京都港区は3月3日、モータ、減速機、駆動回路、ブレーキ、エンコーダなどロボット関節に必要なパーツをパッケージ化した、インテルジェントアクチュエーターユニット「C3 eMotion(シースリーエモーション)」のラインナップを拡充し、サイズやトルクなどが異なるIAU-30とIAU-300の2種を発売すると発表した。2022年7月発売予定。
C3 eMotionは、協働ロボットの関節ユニットで、ロボットアームと組み合わせることにより、ロボットの設計ノウハウを持たないエンジニアでも自由かつ簡単にロボットシステムをつくることができるという。また、汎用性が高く、半導体製造装置や工作機械、計測器、搬送機器などの高い停止精度や加工精度等が必要とされるパーツに使用すること可能だ。

ソニーグループとホンダ EVで提携 新会社で25年販売

ソニーグループ(本社:東京都港区)とホンダ(本社:東京都港区)は3月4日、モビリティ分野で戦略的な提携をすることの検討を進めることで合意したと発表した。両社は2022年に共同出資会社を設立し、電気自動車(EV)を共同開発し、初期モデルの販売開始は2025年を想定。ホンダが持つ開発、製造技術、店舗網などと、ソニーのセンサー、エンタメ技術を持ち寄り、競争力の高いEV開発の事業化を目指す。
新会社はEV車両の企画、設計、開発、販売を行うが、製造設備は自ら保有せず、製造は初期モデルはホンダの車両製造工場が担う。また、モビリティ向けサービスプラットフォームはソニーが開発し、新会社に提供する。

エーザイ 認知症薬のデータ提出開始 事前評価制度活用

エーザイ(本社:東京都文京区)は3月4日、アルツハイマー病の次期治療薬候補「レカネマブ」について、厚生労働省へ有効性などの関連データの提出を始めると発表した。製造販売の承認申請は2023年3月末までに予定するが、申請前から当局がデータを評価することで審査期間の短縮が期待できる。
厚労省所管の医薬品医療機器総合機構(PMDA)の「医薬品事前評価相談制度」を活用する。

塩野義コロナワクチン 追加接種でファイザーと効果同等

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は3月4日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの追加接種で、米ファイザー製ワクチンと同等の中和抗体の上昇を確認できたとする臨床試験(治験)の中間報告を発表した。同社の手代木功社長は「非常に良い結果だと思っている」とし、5月の供給開始を目指すとしている。また、追加接種の承認申請を先行して進めることも検討したいとした。
今回の治験は、ファイザー製ワクチンを2回接種して6カ月以上経過した成人を対象に実施。約200人のデータを分析した。

1月の完全失業率2.8% 求人倍率1.20倍 雇用環境改善

総務省によると、1月の全国の完全失業率(季節調整値)は2.8%で前月比0.1ポイント上昇した。上昇は2カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「まん延防止等重点措置」が各地に適用されたことで雇用環境が悪化したことが影響した。
一方、厚生労働省によると、1月の有効求人倍率(季節調整値)は全国平均で1.20倍となり、前月比0.03ポイント上がった。上昇は2カ月ぶりで、2020年4月(1.31倍)以来の高水準となった。
1月に企業からハローワークに出された新規求人は、前年1月より14.6%増えて、前年同月を10カ月連続で上回った。
産業別の新規求人を前年同月に比べると、「宿泊業・飲食サービス業」はプラス38.8%「製造業」はプラス38.5%などとなっている。

政府 自動運転「レベル4」解禁へ 法改正案を閣議決定

日本政府は3月4日、特定の条件下で運転を完全に自動化する「レベル4」の自動運転車の公道走行を許可する制度を盛り込んだ道路交通法の改正案を閣議決定した。今国会での成立を目指す。過疎地での移動手段を持たない住民向け車両の無人自動運転による移動サービスなどを想定しており、早ければ2022年度内にレベル4の公道走行が可能になる見通し。

スズキ 静岡・相良工場の操業一時停止 半導体不足で

ススキは3月4日、小型車「スイフト」「ソリオ」などの小型車を生産する相良工場(所在地:静岡県牧之原市)の操業について、3月5日と12日の稼働を停止すると発表した。14~18日、21~25日の計10日間の夜間の稼働も停止する。世界的な半導体不足で、部品の調達が滞っているため。
同社は2022年3月期の生産台数の見通しを282万台としているが、今回の稼働停止の影響は織り込み済みで、見通しに変更はないという。

18都道府県の「まん延防止」21日まで延長決定

日本政府は3月4日、新型コロナウイルス対策本部会議で、東京や大阪など18都道府県で適用中の「まん延防止等重点措置」を21日まで延長することを決めた。福岡など13県は期限の6日で解除する。
延長するのは北海道、青森、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、岐阜、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、香川、熊本の計18都道府県。
解除するのは福島、新潟、長野、三重、和歌山、岡山、広島、高知、福岡、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島の13県。

ロシア軍 ウクライナ・ザポリージャ原発を攻撃

ウクライナ南東部の欧州最大規模の原子力発電所、ザポリージャ原発が3月4日未明、侵攻中のロシア軍により攻撃を受け、火災が発生した。周辺への被害が懸念されている。国際原子力機関(IAEA)は4日、ツイッターで同原発の「放射線レベルに変化はないとの報告を受けている」と明らかにした。
両国はこの攻撃の数時間前代表団による2回目の停戦協議を行い、ロシア軍の攻撃を受ける都市から民間人を避難させるための「人道回廊」の設置で合意したばかりだった。この結果、同原発はロシア軍の支配下に置かれることになった。

G7外相 ロシアに攻撃継続なら「さらなる厳しい制裁」

ウクライナで軍事侵攻を続けるロシア軍が広範囲に攻撃を加える中、主要7カ国(G7)の外相は3月4日、対策を協議した。この日、原子力発電所を攻撃したロシアを非難し、攻撃をやめるよう求めることを確認。ロシア軍が攻撃をやめなければ、「さらなる厳しい制裁を科すことになる」ことで一致した。
米欧の外相はベルギーのブリュッセルに集まり、林芳正外相のみオンラインで参加した。