オフィスビル仲介大手の三鬼商事(所在地:東京都中央区)のまとめによると、5月の東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の空室率は6.37%と、4月に比べ0.01ポイント低くなった。低下は2カ月ぶり。ただ、空室率はこの半年あまり、小幅な上昇と低下を繰り返しており、膠着気味。
需給関係は地区別で濃淡はみられるが、供給過剰の目安となる5%を16カ月連続で上回った。平均募集賃料は3.3㎡あたり2万319円ろ4月に比べ9円(0.04%)下がった。下落は22カ月連続。
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リュウグウの試料から「多量の水」海の起源の謎解明へ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)や北海道大などのチームが、6月9日付の米科学誌サイエンス電子版に、「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料に、多量の水が含まれていたとする分析結果を発表した。地球の水は太古に小天体が衝突してもたらされたという説があり、海の起源の謎を解明する鍵になる可能性がある。
チームは採取された砂や石の化学組成を精密に測定。主な成分は水を含む粘土鉱物で、ほかに炭酸塩鉱物や硫化鉄なども含んでいた。水は質量比で全体の約7%を占めた。液体の水ではなく、ほとんどが酸素と水素の原子が結合した水酸基(OH)の状態で存在していたが、水分子(H2O)も確認された。
リュウグウは約46億年前の太陽系の誕生から間もないころにできた小天体が壊れてできたと考えられている。小天体に約40度の水があったとすると、これらの鉱物ができた理由がうまく説明できるという。