岸田首相は6月11日、訪問先のシンガポールでリー・シェンロン首相と会談した。その結果、防衛装備品・技術移転協定の締結に向けた交渉を開始することで合意した。
同協定は、東南アジア諸国連合(ASEAN)に参加するフィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイの5カ国と締結。シンガポールと結べば6カ国目。同協定は、日本から防衛装備品を輸出するために必要になる。
シンガポールはASEAN10カ国で唯一、ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁に踏み切り、米欧や日本などと強調している。
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系統用蓄電池活用の太陽光発電の出力制御量低減へ3社が協働
NX HD シンガポールに海運フォワーディング強化へ新会社
NIPPON EXPRESSホールディングス(以下、NX HD)は6月10日、シンガポールに海運フォワーディング事業の強化を目的に、NX GLOBAL OCEAN NETWOEK PTE.LTD.(以下、略称:NGO)を設立し、5月23日より稼働開始したと発表した。新会社の資本金は625万シンガポールドル、NX HDが全額出資する。
同社は2020年に日本に、船社の選定、集中購買、価格競争力のあるNVOCC商品の開発や、サービスの向上・サポートなどを目的とした「グローバルNVOCCセンター(略称:GNC)」を設立。今回このさらなる機能の拡充と、取り扱い規模の拡大を図るため、海運事業に長けた人材の雇用の行えるシンガポールへ機能を移転し、新会社として NGOを設立し、稼働開始したもの。
インド 5月乗用車販売185%増 コロナ禍の反動増
21年国内宿泊旅行コロナ禍で11.8%減 観光白書
政府が6月10日閣議決定した2022年版「観光白書」によると、2021年の宿泊を伴う国内旅行は延べ人数で1億4,177万人と、前年比で11.8%減少した。新型コロナウイルス禍前の2019年比では54.5%減った。これに伴い国内の旅行消費額は9兆4,000億円で、前年比14.5%減となった。
こうした状況を如実に物語るのが宿泊施設で、2021年の宿泊施設の客室稼働率はわずか34.5%にとどまった。日帰り旅行の延べ人数は1億2,644万人と、前年比で4.7%減った。
旅行やホテルの支配人らを含む「客室・給仕の職業」の有効求人倍率は2021年で1.9倍と、コロナ禍前の2019年の4倍から大きく低下した。
OECD閣僚理事会 ウクライナとの連帯確認
25年万博 地下鉄増便,シャトルバス活用で混雑緩和
大阪府・市・博覧会協会などでつくる協議会は6月9日、2025年大阪・関西万博での混雑緩和の基本方針を公表した。期間中はピーク時で1日あたり28万5,000人の来場者が予想され、会場の夢洲までの延伸が計画されている大阪メトロ・中央線では、対策を取らない場合、朝のラッシュ時の混雑率が180%に達することが予想されている。
このため、協議会は①中央線を増便し、1時間あたり最大24本運行する②大阪の中心部や周辺のターミナル駅などにシャトルバスの発着場を設ける。これにより、地下鉄の混雑率を150%以下に抑える。このほか、夢洲への自家用車の乗り入れは原則禁止し、会場から15km圏内に駐車場を設け、バスに乗り換えてもらうとしている。
沿線の企業などには会期中、テレワークや時差出勤を呼びかけることも盛り込まれている。