「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

万博 ネパール館の工事再開 アンゴラ館は見通し立たず 協会

万博協会は6月16日、大阪・関西万博ネパール館の工事が同日から再開したと明らかにした。同館は工事代金の未払いを理由に工事事業者が工事を中断。4月13日の開幕以降、未開館の状態が続いていた。現時点で明確なオープン時期は確定していない。
ネパール館と同様に4月13日に開館し、その後閉館しているアンゴラ館の再開館について、工事代金の未払い問題の決着がついていないことから、見通しは立っていない。

農水省 コメ「作況指数」廃止 AI活用し精度高める

農林水産相は6月16日、毎年のコメの作柄を示す「作況指数」を廃止すると発表した。これは、生産現場の農家の実感と異なり、作況指数を下回る収穫量の不足が、価格高騰につながっているのではないかとの声が挙がり、国の統計の信頼性を問う声があるため。農水省はコメの収穫量に関する調査は継続するが、人工衛星やAI(人工知能)を活用したうえで、精度を高めていくとしている。

中国の5月新築住宅価格 主要都市の76%の53都市で下落

中国国家統計局のまとめによると、5月の主要70都市の新築住宅価格は全体の76%にあたる53都市で下落した。下落したのが4月から8都市増えた。この結果、24カ月連続で半数以上の都市で値下がりした。前月比で上昇したのは、4月から9都市減少し、13都市に都市にとどまった。った。このhほか、4都市が横ばいだった。

USSの米政府保有「黄金株」永続的 日鉄の経営の”足かせ”に

米国のラトニック商務長官は6月14日、トランプ米大統領が承認した日本製鐵による米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、米政府が保有する”永続的”な「黄金株」による拒否権の内容を明らかにした。Xに投稿した。
黄金株による拒否権の対象は①USスチールの社名変更②USスチール本社ペンシルベニア州ピッツバーグからの移転③米国外への本社機能移転④140億ドルの設備投資の削減、撤回、延期⑤生産や雇用の米国外への移転⑥設備改修など通常の一時停止を除く工場の閉鎖や休止⑦従業員の給与、不当廉売、米国外での原料調達、買収ーーなど。トランプ政権の同意なく、上記の行為を禁じており、日本製鉄の経営の”足かせ”、重荷となる可能性がある。

アマチュア相撲の日本相撲連盟 新会長に豊田章男氏就任

アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟は6月14日、トヨタ自動車会長の豊田章男氏(69)が、同日付で新会長に就任したと発表した。任期は2年。協議活性化に取り組む。
豊田氏は大相撲で史上最多の45回の優勝を飾った元横綱白鵬の白鵬翔さんを現役時代から支援。今後、日本相撲連盟との関わりに注目が集まる。

競馬・宝塚記念 メイショウタバル 逃げ切り圧勝 G1初制覇

中央競馬の上半期を締めくくるファン投票によるグランプリレース、第66回宝塚記念(G1、2200m芝、17頭出走)は6月15日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。レースは序盤で先頭に立った7番人気のメイショウタバル(武豊騎乗)が絶妙の逃げを敢行。2着の1番人気ベラジオオペラに3馬身差をつける圧勝劇を演じた。さらに首差の3着には10番人気のジャスティンパレスが入った。
優勝走破タイムは2分11病1。G1初制覇するとともに1着賞金3億円を獲得した。このレース、武豊騎手は19年ぶり5勝目(中央G184勝目)、石橋守調教師は初勝利。

北大など ティラノサウルス新種 モンゴル白亜紀の地層から

北海道大とカナダ・カルガリー大などの国際研究チームは6月12日付の英科学誌『ネイチャー』にモンゴルの白亜紀後期(約9,000万年前)の地層から、肉食恐竜ティラノサウルスの新種を発見したと発表した。
全長は約4mで、大型ティラノサウルス類の共通祖先にあたる。新種恐竜はモンゴル語で「王子の龍」という意味を持つ「カンクウルウ」と命名された。体重は500kg未満で、細身の体つきで、ティラノサウルスの幼体と似た特徴を持っている。

「消費者白書」認知症高齢者のトラブル相談9,618件で最多

今年の「消費者白書」によると、2024年1年間に全国の消費者生活センターなどに寄せられた相談件数はおよそ90万件で、前年より1万4,000件余り減少した。ただ、このうち認知症などで十分な判断ができない高齢者のトラブル相談は9,618件に上り、この10年間で最多となった。
相談内容は「訪問販売」と「電話勧誘」によるものが46%余りを占めており、相談のほとんどは家族など本人以外から寄せられているという。内容は不要な契約をさせられるなどのトラブルで、周囲の”見守り”が必要だと指摘している。

ディズニーなど AI企業を提訴 有名キャラクター無断使用で

米国の大手エンターテインメント企業、ウォルト・ディズニーとNBCユニバーサルは6月11日、AI企業ミッドジャーニーのサービスが著作権を侵害しているとして提訴した。ロサンゼルスの連邦地裁に提出された訴状では、ミッドジャーニーの生成AIによる画像作成サービスが、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーや、『怪盗グルー』シリーズのミニオンなどの有名キャラクターを無断で使用したとしている。
ニューヨーク・タイムズによると、生成AI が作成した画像を巡ってハリウッドの大手企業が訴訟を起こすのは初めてという。

斎藤知事らを優勝パレードの経費背任の疑いで書類送検

兵庫県警が6月13日、斎藤元彦知事と片山安孝元副知事を、2023年に実施されたプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの経費背任の疑いで書類送検したことが分かった。これは市民オンブズマンが、同パレードの経費不正疑惑を告発したことを受けたもの。
告発状では、斎藤氏らが2023年11月、金融機関への補助金を1億円から4億円に増額し、見返りとしてパレードへの寄付を求めたと指摘。県予算を使わない開催計画を達成するため、キックバックさせる手法を取り、本来不要な補助の増額で県に損害を与えたとしている。