「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

宇宙ごみ除去技術開発 G7が主導 科学技術相会合が共同声明

宮城県仙台市で開かれた主要7カ国(G7)の科学技術相会合は5月13日、共同声明をまとめた。宇宙ごみを除去する技術開発をめぐり、G7が主導して進めることで合意した。安全保障に不可欠な衛星が、宇宙ごみの破片にぶつかって壊れる危険性がある。声明では「喫緊の対応が必要」と強調している。
宇宙ごみは任務が終わっても軌道上に残る衛星などを指す。この処理を巡って中国が2007年、ロシアが2021年にミサイルで衛星を破壊する実験に踏み切り、大量の破片が散らばり、事態を悪化させた。

後期高齢者の健康保険料上限14万円引き上げ 改正健保法成立

一定の収入がある75歳以上(後期高齢者)の健康保険料を段階的に引き上げる改正健康保険料が5月12日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。出産育児一時金の財源の一部に充てられる。
保険料の引き上げは年金収入が年153万円を超える人が対象。75歳以上の約4割にあたる。上限額もこれまでより14万円上げて年80万円にする。2024年度から段階的に負担を増やす。

福井・永平寺町で全国初 自動運転「レベル4」公道で運行開始

福井県永平寺町によると、5月21日から自動運転「レベル4」の7人乗りの車両が乗客を乗せて公道で運行開始する。同車両は、特定の条件のもとで完全な自動運転を行う「レベル4」の車両として国から認可を受けている。産業技術総合研究所が開発した「ZEN drive Pilot Level4」で、時速12kmで走行する。永平寺町は第三セクターの会社を設立し、一般の車両が乗り入れない、およそ2kmの公道で住民の足として往来する。レベル4の自動運転車が公道で運行を始めるのは全国初となる。

石川・能登地震の被害確認628棟に 249棟「危険」, 398棟「要注意」

石川県は5月12日、同県珠洲市を中心とする能登地方で震度6強を観測した地震で少なくとも県内の建物628棟で被害を確認したと発表した。調査の進捗により9日の506棟、10日の593棟、そして628棟に増えた。全壊15棟、半壊13棟、ほか一部損壊など。また、珠洲市の1,747棟を対象にした5月9日時点の応急危険度判定の結果も公表した。249棟が「危険」、398棟が「要注意」、その他は問題なしだった。
震度6強の5日の地震発生から12日で1周間となったが、この間に合わせて96回の地震が発生している。

インドネシア1〜3月GDP成長率5.03% 6期連続の5%超え

インドネシア中央統計局はこのほど、2023年第1四半期(1〜3月)のGDP成長率を前年同期比5.03%と発表した。5%を上回ったのは2021年第4四半期(10〜12月)以降、6期連続となる。GDPの5割超を占める家計最終消費支出は4.54%増だったほか、輸出は11.68%増と唯一2ケタ成長を記録。輸入は2.77%増だった。
業種別では主要17業種すべてが前年同月比でプラスとなった。運輸・倉庫が15.93%増、宿泊施設・飲食が11.55%、その他サービスが8.90%増と続いた。地域別ではスラウェシ島が7.0%で最も高い成長率を示した。GDPの6割弱を占めるジャワ島は4.96%だった。ジャカルタ首都特別州の成長率は4.95%となり、前年同期の4.61%を上回った。

OPEC 23年の石油需要1億190万バレルの前回予測を維持

石油輸出国機構(OPEC)は5月11日公表した月報で、2023年の世界の石油需要見通しについて、前年比日量233万バレル増の1億190万バレルの4月の前回予測を据え置いた。中国の需要については、4月の76万バレルから80万バレルへ小幅に上方修正した。ただ、他の地域の伸びが鈍るとの見方から、全体として前回予測維持した。

観光庁 重点渡航先に24カ国・地域 海外旅行の本格回復へ後押し

観光庁は5月10日、日本人の海外旅行の本格回復に向け、中国、米国、フランス、スペインなど24カ国・地域を重点渡航先に選んだと発表した。海外との往来を双方向で増やし、国際線の増便や訪日外国人(インバウンド)の拡大も目指す。
重点渡航先はアジアは中国、香港、韓国、台湾、インドネシア、北米はカナダ、米国など、欧州はフィンランド、フランス、スペイン、ドイツなど。政府は旅行者数を2025年までに新型コロナ前の年間2,000万人超にする目標を掲げている。

WHO サル痘の「緊急事態」終了宣言 新規感染者・死亡者大幅減

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5月11日、2022年7月にウイルス感染症のサル痘(エムポックス)の緊急事態を終了すると宣言した。WHOによると、2022年1月から2023年5月9日までに日本を含む111カ国・地域で8万7,000人以上のサル痘の感染者と140人の死者が確認されている。
世界全体の新規感染者・死者数は昨秋以降、大幅に減少したことで、もはや国際的に懸念される緊急事態ではないと判断した。ただ、日本に限ると、2023年に入ってから逆に感染者が増えている。

2月の生活保護申請20.5%増 20年4月以来の高水準 厚労省

厚生労働省によると、2月の生活保護申請は1万9,321件で前年同月比20.5%増となった。増加は2カ月連続。伸び率が20%台となるのは新型コロナウイルスが流行し、雇用情勢が悪化した2020年4月以来となる。ただ、2月の申請件数自体は1月より減少している。
2023年2月から生活保護を受給したのは、1万7,300世帯で前年同月比13.6%増。それ以前から受給しているものを含めた総世帯数は164万2,915世帯となり、0.1%増だった。

香川・善通寺市 弘法大師生誕1250年記念祭でにぎわい復活

香川県善通寺市は今、総本山善通寺を中心に弘法大師空海の生誕1250年記念祭で、地域挙げてお祭りムードに包まれている。
同市の観光は善通寺に依存しており、記念の年は地域のPRの最大の機会だけに、市内のあちこちに記念ののぼり旗が並ぶ。4月から記念イベントが相次いで開催され、JR四国が記念ツアーを企画し、地域ににぎわいを取り戻そうとの意気込みがうかがわれる。