「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

日本陸連会長に有森裕子氏が就任 初の女性会長誕生

日本陸連は6月25日、理事会を開き新会長に有森裕子氏が就任することを決め、発表した。日本陸連は今年3月で設立100年を迎えたが、女性が会長を務めるのは初めて。
有森氏は1966年生まれ。岡山市出身。1992年のスペイン・バルセロナ五輪で銀メダル、1996年の米国・アトランタ五輪で銅メダルと、陸上の日本人女性で唯一、2大会連続メダル獲得の快挙を達成している。

神戸ルミナリエ 26年は1/30〜2/8まで3会場で開催

兵庫県や神戸市などでつくる「神戸ルミナリエ」組織委員会は2026年の開催概要を発表した。開催期間は2026年1月30日〜2月8日の10日間。東遊園地、旧外国人居留地、メリケンパークの3カ所を会場とする。メリケンパーク会場の一部を有料にする。
神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と復興の願いを込めて、1995年から実施されている”冬の風物詩”ともなった豪華なライトアップショー。

東京都の女性議員48人 過去最多 都議会の女性比率トップ

6月22日に投開票された東京都議選で、女性の候補者48人が当選した。この結果、女性候補者の当選者数は前回4年前の41人を上回り、過去最多となった。
総務省の資料によると、全国の都道府県議会の女性の女性議員の比率は、2024年12月時点で平均14.6%で、都議会の女性比率は全国で最も高かった。

大阪府 万博アンゴラ館の建設工事費未払いで2社に勧告

大阪府は6月26日、大阪・関西万博アンゴラ館の工事代金の未払いが確認できたとして、未払い業者と元請けの2社に対し、建設業法に基づき実態把握や早期解決に向けた必要な措置を講ずるように勧告した。吉村知事が明らかにした。
このうち1社に対しては建設業法上の無許可営業の疑いがあるとして、「弁明の機会の付与通知書」も発出した。事実を覆す内容がない場合は、7月中にも営業停止などの行政処分を科す方針。

過半数死守か, 与党を過半数割れに追い込むか 7/20参院選

政府は6月24日、閣議を開き参議委員選挙について、「7月3日公示、20日投開票」とする日程を決定した。今回の参院選では総数248議席のうちの半数、124議席(選挙区数74、比例選50)と、非改選の欠員を補う1議席を合わせた計125議席を争う。
石破首相は勝敗ラインについて、自民・公明の与党で非改選を合わせて過半数議席の確保を目標に掲げる。これに対し野党は、与党を過半数割れに追い込んだ先の衆院選を踏まえて、参院選でも与党を過半数割れに追い込むことで、政権交代の足がかりとしたい考えだ。

観光庁 宿泊予約「アゴダ」に業務改善命令 トラブル頻発で

観光庁がオンライン宿泊予約サイト「Agoda(アゴダ)」を運営する日本法人に対し、旅行者との間で予約した部屋が確保されていないなどのトラブルが頻発し、3月に業務改善命令を要請していたことが6月23日、分かった。
これを受け、アゴダは4月に観光庁に対策を示したが、6月以降もトラブルはなくなっていないという。このまま抜本的な改善がみられなければ行政処分に発展する可能性もある。
トラブルは宿泊料を支払って予約したインバウンド(訪日客)などがホテル、旅館に着いて初めて部屋が確保されていないことに気付くケースが多い。このほか、予約日や部屋のタイプなどの宿泊情報がホテルが販売したものと異なるケースが判明している。

コメ5kg平均価格3,920円に 4週連続値下がり

農林水産省のまとめによると、6月9日から16日までに全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格は前週より256円下がり、3,920円となった。この結果、4週連続の値下がりとなり、遂に3,000円台となった。
小泉農林水産相が矢継ぎ早に進めた2,000円前後の”随意契約”の政府備蓄米の販売が5月31日から始まり、その好影響が出始めているとみられる。また、これとともに4,000円台の銘柄米の一部に値下がり傾向がみられるという。

ソフトバンク セ・パ交流戦6年ぶりV 最多9度目優勝

プロ野球のセ・パ交流戦は6月22日、ソフトバンクが2019年以来6年ぶりで12球団で最多となる9度目優勝(打最高勝率)を飾った。賞金3,000万円を獲得した。
この日、ソフトバンクは主軸の山川、近藤を欠く中、交流戦6カード目、阪神との1勝1敗の後を受けた最終戦に3−1で競り勝ち、全18試合を終えて12勝5敗1分けの好成績。2位の日本ハムを振り切った。

万博海外館 下請け企業の工事費未払い続出 新たに3カ国

大阪・関西万博の海外館建設に携わった下請け企業への工事代金未払いを訴える関係者が続出している。今回新たに声を挙げたのは4社で6月23日、大阪府庁で記者会見し、ルーマニア、セルビア、ドイツの3カ国のパビリオン建設を巡り、工事費の未払いが生じていると訴えた。
未払い金額はルーマニア館で約1億4,800万円、ドイツ館でで約1,000万円、セルビア館で数千万円という。これら3カ国のパビリオンの元請け会社は、いずれも同一の外資系イベント企業。
このほか、マルタ、中国、アンゴラ館の建設に関わった業者が工事費の未払を訴え、すでに「被害者の会」を立ち上げている。

百日ぜき 今年の累計患者3万人超す 昨年の8倍弱に急増

国立健康危機管理研究機構は6月24日、激しいせきが続く”百日ぜき”の今年の累計患者数が、速報値で3万1,966人に上ったと明らかにした。現在の集計法となった2018年以降では、2019年の1万6,845人が最多。2024年は4,000人余りと落ち着きをみせていたことから、今年の増え方は異常ですでに8倍弱となっている。
患者の多くは10代以下の子どもで、乳児の場合、重症化して死亡するリスクもある。