「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

日航機事故 379人全員脱出は「奇跡」海外メディア

羽田空港で1月2日に日本航空機と海上保安庁機が衝突し炎上した事故について、海外主要メディアは大きく取り上げた。米メディア、ニューヨーク・タイムズは航空専門家の意見として、炎上する日航機から乗客乗員379人「全員が退避できたのは、まさに奇跡だ」と報じている。脱出は乗務員と乗客の協力が成功した証だと指摘している。

石川・能登半島地震2日間で521回の揺れ 死者73人に

石川県能登半島地震で1月4日までに石川県内で確認された死者が73人となった。また県は、輪島市と穴水町に居住する安否不明者15人の氏名・年齢などを公表した。情報提供を呼びかけている。このほか、集落への道路が寸断されるなどして3市2町の計750人が孤立状態にあることを明らかにした。
気象庁によると、1日の地震発生から3日午後4時までの48時間で震度1以上の揺れを計521回観測している。

国土地理院 輪島市で最大4mの隆起 地殻変動を観測

国土地理院は1月2日、1日に発生した石川県能登半島地震に伴い、大きな地殻変動を観測したと発表した。輪島市で最大約4mの地表の隆起を観測したほか、珠洲市で約1mに及ぶ隆起が起こった可能性があるとしている。また、地殻変動は水平方向でも観測された。人工衛星で測位する電子基準点のうち、輪島市にある基準点が西方向に約1.2m、穴水町で西に約90cm、珠洲市で西に約80cmそれぞれ動いたという。

羽田空港でJAL機炎上 乗客乗員379人脱出 海保機と衝突

東京・羽田空港で1月2日、日本航空機が着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突し炎上した。幼児8人を含む乗客367人と乗員12人の計379人は全員機体から脱出し、いずれも命に別状なかった。海保機に搭乗していた職員6人のうち、機長は脱出して負傷、他の5人(副機長、整備士ら)は死亡した。2022年度の乗降客数が約598万人に上り世界有数の規模を誇る羽田空港で、航空機同士が滑走路で衝突するという異例の事故だった。

サッカー代表 タイとの元日 国際親善試合5−0で勝利

1月12日からカタールで開幕するアジア・カップを控えた、サッカー日本代表のタイとの国際親善・強化試合が1月1日、行われた。試合は前・後半で対照的な展開となった。これは前半、日本が代表戦デビュー組メンバー主体で臨んだことと、タイが石井成忠監督指揮のもと、”守り”に軸足を置いた陣形を敷いたためで、日本は攻めあぐね、0−0で終わった。ただ、後半から順次、レギュラー組を投入し、重苦しい雰囲気が一変、実力の違いを見せつけ、5−0で快勝した。この結果、国際Aマッチ9連勝で日本代表の最多記録を更新した。

石川・能登地方でM7.6 震度7地震発生 大津波警報発令

気象庁によると、1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6、震度7の地震が発生した。これにより同庁は約4時間にわたり大津波警報を発令、日本海側の広い範囲に津波が到達した。その後も震源の周辺エリアでは、震度1以上の地震が9時間で90回以上発生した。これまでに石川県で5人の死亡が確認されている。
地震の規模は震度7を石川県志賀町で、震度6強を七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で、震度6弱を中能登町、能登町、新潟県長岡市でそれぞれ観測した。
総務省消防庁はこの地震により1日夜時点で石川、福井、富山、新潟など9県で計9万7,000人超に避難指示が出ているとした。また、年始の基幹交通網が大きく乱れた。上越・北陸新幹線は一部区間で、2日午前も運転を取りやめる。

18歳成人 最少の106万人 辰年生まれは1,005万人

総務省が12月31日公表した2024年1月1日時点の人口推計によると、2005年生まれの新成人(18歳)は2023年に比べ6万人減の106万人で、過去最少となった。2005年は「合計特殊出生率」が1.26と2022年に並ぶ過去最低を記録した年。抜本的な少子化対策の必要性が指摘されながら、この間、ほとんど進んでいない”つけ”が、改めて浮き彫りになった。
辰年生まれは1,005万人だった。総人口に占める新成人の割合は0.86%で、男女の内訳は男性55万人、女性52万人。