総務省が4月18日発表した3月の全国消費者物価指数で、コメ類は前年同月と比べ92.1%上昇し、上昇率は比較可能な1971年以降で最大だった。過去最大の更新は6カ月連続。農林水産省は3月10〜12日と26〜28日の2回、政府備蓄米計21万トンを放出しているが、コメの価格は上昇を続け、下がっていない。
農水省は4月18日、3月17〜30日に落札業者から卸売業者に引き渡された備蓄米は2,761トンだったと発表した。入札で落札された備蓄米のわずか1%にとどまっている。
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WTO 25年世界貿易量3.2㌽下落 米の高関税政策影響
世界貿易機関(WTO)は4月16日、2025年のモノの貿易量が前年比0.2%減となり、2年ぶりに減少するとする最新の世界貿易見通しを発表した。3.0%増になるとしていた2024年10月の前回予測から3.2ポイント大幅な下方修正となる。米国のトランプ大統領による高関税政策の影響で、世界各地で貿易が停滞すると見込んだ。
地域別では、北米では輸出が12.6%減、輸入は9.6%減といずれも大幅に落ち込むと予測した。米国と中国の貿易が減少する影響で、中国から北米以外の地域への輸出は4〜9%増加し、競争が激化すると指摘している。
今回の見通しは4月14日時点で実施されている措置に基づいて試算し、米国が一時停止している「相互関税」の上乗せ分の影響は含まれていない。