「未分類」カテゴリーアーカイブ

カンボジア 入国時の隔離措置撤廃 ワクチン接種条件に

現地メディアによると、カンボジア政府は11月15日から新型コロナウイルスのワクチン接種済みの入国者の隔離措置を撤廃した。同国では人口約1,700万人のうち、ワクチン接種済みの人の割合が約8割に達しており、感染状況も足元では1日当たり50人程度に落ち着いているため。国境を開放することで、落ち込んだ経済の早期復興につなげたい考え。
隔離なしで入国するには、ワクチン接種証明書と対象国・地域からの出発前72時間以内に受けた検査の陰性証明書を提示する必要がある。

スパコン「富岳」が4期連続首位堅持 米国・中国が猛追

理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、11月16日に公表された生産速度を競うスパコンの性能ランキングで首位を堅持した。富岳が世界一になるのは4期連続。
これは専門家の国際会議が半年ごとに公表するランキングで、富岳は1秒当たり44.2京(京は1兆の1万倍)回の計算速度を達成した。ただ、米国や中国は富岳を上回るスパコンの開発を急いでおり、富岳の地位は安泰ではない。

厚労省 3回目接種「6カ月後」容認 原則は8カ月以降

厚生労働省は11月15日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、2回目完了から6カ月経過すれば接種可能にすることを決めた。8カ月後に打つことを原則としつつも、感染予防効果が半年で半減するとの報告もあり、自治体の判断で前倒しできるようにする。2回目までと異なるメーカー製のワクチンの利用も認める。12月の追加接種開始を控え、自治体も実施現場への迅速徹底の対応に追われそうだ。

京セラ ベトナム・フンイエン省の半導体パッケージ工場増産へ

京セラ(本社:京都市伏見区)は、ベトナム北部フンイエン省の半導体パッケージ工場の増産を計画している。新棟を建設し、2023年初めまでに稼働させる予定。同工場が主に生産する表面実装用部品(SMD)に使うセラミックパッケージの生産を拡大し、世界各地への出荷を増やす。NNA ASIAが報じた。

村田製作所 タイ子会社が120億円投じ新生産棟建設に着工

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は11月15日、タイの生産子会社ムラタ・エレクトロニクス(タイランド)が、新生産棟の建設工事を2021年7月に開始したと発表した。積層セラミックコンデンサーの中長期的な需要増加に対応できる体制を構築する。
新生産棟はRC造地上2階、延床面積8万950㎡、建築面積3万5,088㎡。2023年3月竣工予定。総投資額は約120億円(建屋のみ)。

米中首脳がオンライン協議 台湾・人権問題などで原則論応酬

米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席は11月16日、オンライン形式で3時間余りにわたり協議した。対話を継続すべきだとの方向性で一致したが、台湾や人権など個別のテーマでは終始、原則論の応酬に終わった。
バイデン氏は今回の協議について、冒頭「私たちの責任は両国間の競争が衝突に発展しないようにすることだ。共通認識に基づくガードレールを設ける必要がある」と述べた。そして、「とくに気候変動のような地球規模の問題では協力する必要がある」と語った。
一方、習氏は中国国営新華社によると「中米は2つの経済大国および国連安全保障理事会の常任理事国として、意思疎通と協力を強め、お互いの国内の事柄をうまく処理するだけでなく、国際的責任も引き受けるべきだ」と語った。両氏が直接会話を交わすのは9月に電話協議して以来となる。
今回の首脳協議では具体策の合意や成果文書を出す予定はない。バイデン氏は台湾周辺や東シナ海・南シナ海での中国の挑発行動に加え、新疆ウイグル自治区や香港での人権侵害、中国におけるサイバー攻撃について懸念を表明する。
両首脳間の対話継続には偶発的な軍事衝突を防ぐ狙いがある。誤解や見込み違いが衝突に発展するのを防ぐ「ガードレール」となる共通の認識を醸成させたいとの思いがあるといわれる。

中越パルプと丸紅 CNF使用の鶏舎環境改善資材を販売開始

中越パルプ工業(東京本社:東京都千代田区)と丸紅(本社:東京都千代田区)は11月15日、中越パルプが製造するセルロースナノファイバー(以下、CNF)「nanoforest(R)」を使用した鶏舎用環境改善資材の販売を開始したと発表した。
両社は2017年にCNFの用途開発・販売業務を共同で行うことに合意。音響分野をはじめエレクトロニクス、ゴム等の幅広い分野で用途開発を進めてきた。この鶏舎用環境改善資材は、鶏の環境ストレス要因となる不快害虫に微細なセルロース繊維が付着することで、活動を物理的に抑制する。また、散布作業者にも扱いやすい安全性の高い環境改善資材だ。