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コロナ感染者の半数近くが後遺症を発症 都が分析

東京都が、新型コロナに感染した後、後遺症を訴えて医療機関を受診した人を対象に分析したところ、半数近くがコロナから回復後に後遺症を発症していることが分かった。都が2021年5月から2022年1月にかけて医療機関を受診した人など230人の症状を分析した。
後遺症の症状を複数回答で聞いたところ、最も多かったのがけん怠感で93人、次いで息切れが44人、頭痛が38人、嗅覚障害が37人となった。65%が2つ以上の症状を訴えている。
後遺症の発症の時期は、全体の54%が新型コロナの発症から2週間未満、2週間以上が46%で、半数近くがコロナから回復後に後遺症の症状が出ている。症状がどれだけの期間続くかについて、確認が可能な125人を分析したところ、3カ月以上6か月未満が25人、6カ月以上1年未満が6人、1年以上が1人となり、後遺症が長く続くケースがあることも分かった。

関電 40年までに再生可能エネに1兆円規模投資

関西電力(本社:大阪市北区)は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2040年までに国内で洋上風力発電などの再生可能エネルギーに1兆円規模の投資を行うとする行程表をまとめた。
これによると、再生可能エネルギーでは2040年までに開発の余地が大きい洋上風力発電を中心に国内で1兆円規模の投資を行い、新たに500万KWの発電能力を確保するとしている。実現すれば同社が現在保有する再生可能エネルギーの発電能力の2倍以上となる。
原子力発電については再稼働を進めるとともに、長期的には新増設やリプレース(建て替え)も視野に入れる。火力発電についてはアンモニアなど、温室効果ガスを出さないものだけを燃料とすることを2050年までに達成するとしている。
このほか、会社が保有する車両のうち、高所作業車などの特殊車両を除く5,000台余りについて、2030年度までに電気自動車(EV)などに切り替えるとしている。

JERA シンガポールにLNG調達で戦略拠点設立

JERA(本社:東京都中央区)は4月1日、LNG調達ポートフォリオの価値最大化に向けた戦略拠点として、シンガポールにJERA LNG Portfolio Strategy Pte.Ltd.(以下、JERA LPS)を設立し、同日より営業を開始したと発表した。
JERA LPSは、JERAの既存LNG長期売買契約の契約条件の改定や価格改定交渉、最新情報に基づくLNG市場の分析、LNG調達ポートフォリオ戦略の策定などを担う。

NXマレーシア クアラルンプール国際空港内に新倉庫

NIPPON EXPRESSホールディングスは4月1日、グループのNXマレーシアが同日、マレーシア・クアラルンプール国際空港内のFree Commercial Zone(FCZ)に新倉庫を開設し、作業、貨物保管スペースを拡張したと発表した。
今回5,896㎡の新倉庫を開設、既存倉庫と合わせ合計約9,700㎡の倉庫でオペレーションを行うことになった。

競馬 ポタジェが春の中距離王決戦制す 2強を撃破

競馬の春の古馬中距離頂上決戦、第66回大阪杯(G1、芝2000m、4歳以上オープン、1着賞金2億円)は4月3日、阪神競馬場で行われ、吉田隼人騎手騎乗の8番人気のポタジェ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が、道中中団に控え、直線鋭く抜け出しゴール前の混戦を差し切った。同馬はG1初勝利。タイムは1分58秒4。2着はレイパパレ(3番人気)、3着はアリーヴォ(7番人気)だった。
このレースには2021年の年度代表馬で断然1番人気のエフフォーリア、5連勝中だった上がり馬ジャックドールが出走し支持を集めていたが、これら2強を撃破し春の古馬中距離王に輝いた。エフフォーリアは9着の惨敗、ジャックドールは5着だった。

日本列島南岸の「黒潮大蛇行」4年9カ月継続 史上最長

海洋研究開発機構の調べによると、日本列島の南岸を黒潮が大きく蛇行する「黒潮大蛇行」と呼ばれる現象が、4月で4年9カ月間続いていて、観測史上最も長くなった。1965年の観測開始以降これまでに6回発生しており、今回は2017年8月に始まった。同機構によると、少なくともまだ半年は続くと分析している。
専門家によると、黒潮大蛇行が起こると、①東海や関東の沿岸で高潮が発生しやすくなる②魚の生息範囲が変わって不漁の原因になる③関東周辺の夏場の気温や湿度を上昇させる-など様々な影響が出ると指摘されている。

コロナ感染拡大で「北京自動車ショー」延期発表

4月21日に開幕する予定だった「北京国際自動車ショー」の延期が決まった。主催者が2日、中国国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどを理由に、延期を発表した。国内外の自動車メーカーにも延期を通知したという。延期による開催時期は公表していない。
中国政府が”ゼロコロナ”を掲げる中、同国では新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人に迫っている。上海市では郊外の一部を除く大半の地域で外出禁止が続いている。これを受け、事実上の都市封鎖(ロックダウン)など厳しい防疫措置が取られている。このため生産、投資、物流が停滞し、同国経済の下押し圧力となっている。

スリランカで全土に非常事態宣言 経済危機で混乱

複数のメディアによると、スリランカのラジャパクサ大統領は4月1日、全土に非常事態宣言を宣言した。
”親中派”として知られるラジャパクサ氏一族。その縁で、中国からの借款で空港や港湾などのインフラ整備を実施。その結果、返済に行き詰まり、中国の「債務の罠(わな)」に落ちたと批判される。
外貨不足に伴う深刻な経済危機に陥り、3月31日には13時間の計画停電を実施している。その政権に対する抗議や批判、不満が国民の間で爆発したものだ。抗議デモは各地に広がり、最大都市コロンボでは暴徒化した市民が大統領官邸を襲撃した。

イスラム圏でラマダン入り 食料価格上昇が影響か

サウジアラビアなど多くのイスラム圏で4月2日、イスラム教徒が日中の飲食などを絶つ「ラマダン」(断食月)が始まった。今回は新型コロナウイルス感染拡大から3度目だけに、過去2回の教訓を踏まえ礼拝などの制限緩和が広がる。
ただ、過去2回とは異なる要因もある。ロシアのウクライナ侵攻などによる食料価格の高騰だ。一部の国では日没後の食事などに影響を与えることになりそうだ。

ホンダのヒト型2足歩行ロボット「ASIMO」引退

ホンダのヒト型2足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」が3月31日、2001年から行われていたショーに最後の出演を果たし、フィナーレを飾った。2000年に登場したASIMOは、ダンスやジャンプができる2足歩行ロボットとして活躍し、NHK紅白歌合戦にもゲスト出演した。
今後、ホンダはASIMOなどの開発で培った技術を生かし、遠隔地から自分の代わりとして動かす「アバター(分身)ロボット」の開発に力を入れていくとしている。