「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

大阪・関西万博開幕まで100日 夢洲でマラソンイベント

2025年大阪・関西万博の開幕まで100日となった1月3日、会場となる大阪市此花区の会場・夢洲(ゆめしま)でマラソンイベントが開催された。会場には約1,650人が集結。午前11時ごろ、万博のシンボル、木造巨大屋根「リング」前をスタートし、ランナーらは着々と工事が進む会場周辺を駆け抜けた。また同日、大阪市役所庁舎前に置かれている万博キャラクター・ミャクミャクのモニュメントの台座に、万博までの残り日数うを表示する「カウントダウンロック」が設置された。

京都・八坂神社 平安装束で雅な新春恒例「かるた始め式」

京都・八坂神社(所在地:京都市東山区)で1月3日、色鮮やかな平安装束に身を包んだ女性らにより百人一首の手合わせを披露する、新春恒例の「かるた始め式」があった。会場となる能舞台に、全日本かるた協会近畿支部の女性12人が「かるた姫」「童女」として参加。かるた姫らは、百人一首の上の句が読み上げられると、ゆったりと優雅な仕草で札に手を伸ばし、観客らは古来の雅な雰囲気を楽しんでいた。
かるた始め式は、八坂神社の主祭神、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、日本最古の和歌を詠んだと伝えられることにちなんだ行事。

2年ぶり新年一般参賀 開催5年ぶり入場”事前抽選”なし

皇居で1月2日、2年ぶりに新年一般参賀が行われた。昨年は元日に起きた能登半島地震の影響で中止になったため、今年は2年ぶりの開催だった。また、5年ぶりにコロナ禍の後、密集・大混雑を避けるため行われていた、入場者の”事前抽選”なしで実施された。一般参賀は1回あたり2万人の入場を想定、午前に3回、午後に2回の合わせて5回行われた。

京都・北野天満宮で正月恒例の書き初め「飛躍」「挑戦」

学問の神様、菅原道真を祀る京都・北野天満宮(所在地:京都市上京区)で1月2日、正月恒例の書き初め「天満書」が行われている。同会場の書き初めは4日まで。
初日の2日は書の上達を願う数多くの親子連れらが会場を訪れていた。子どもたちは真剣な眼差しで、いつもとは違う、大きな半紙に「飛躍」、「挑戦」「切磋琢磨」など、新年の抱負や願い・思いを込めつつ認(したた)めていた。

北極圏ツンドラが数千年蓄えたCO2 24年は温暖化で排出増

世界の11カ国、約100人の科学者らがまとめた北極圏の温暖化状況に関する報告書によると、北極圏のツンドラ地帯は数千年間にわたり二酸化炭素(CO2)の貯蔵源となっていたが、2024年はCO2no排出量が吸収量を上回っていることが明らかになった。気温上昇が山火事や凍土の融解を誘発した結果、CO2を吸収する効果を打ち消したと分析した。
北極圏では2024年の気温上昇が世界平均の最大4倍になった。年間の地表気温は1900年以降で2番目に高く、監視点20カ所のうち9カ所で永久凍土の温度が過去最高を記録した。

団塊の世代全員 後期高齢者に 医療・介護体制拡大が課題

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2025年は約800万人が新たに75歳以上となり、第1次ベビーブームの時代(1947〜1949年生まれ)全員2,154万人が後期高齢者となる。その結果、後期高齢者の75歳以上が、全人口のおよそ5人に1人の割合となる。
近年、経済・社会問題として様々に指摘されてきたことだが、いよいよ「2025年問題」に直面する年となる。医療や介護を必要とする人がますます増加し、国としてこうした人たちを支える体制をどのように拡大、充実させていくかが大きな課題となる。

元日年賀郵便配達4.9億枚 3年で半減”年賀状じまい”加速

日本郵便は1月1日、2025年元日に全国で配達する年賀状などの年賀郵便物数(速報値)は4億9,052万枚で、前年比34%減少したと発表した。年賀郵便の元日の配達数は、2011年には20億枚を超えていた。近年でも2022年に10億枚だったことから、わずか3年で半減したことになる。
昨年秋、郵便料金を大幅に引き上げた影響で、”年賀状じまい”が加速しているとみられる。

能登地震の海岸隆起 輪島市で最大5.5m 断層がずれ動いた

富山大学や東京大学地震研究所などの研究チームによると、2024年元日発生した能登半島地震で起きた海岸の隆起は、石川県輪島市で最大およそ5.5mに達していたことが分かった。
海岸隆起は志賀町から珠洲市にかけてのおよそ80kmの範囲で確認された。とくに大きかったのが輪島市門前町吉浦でおよそ5.5m、珠洲市長橋町でも3m近く隆起していた。これだけ隆起の規模が大きくなったのは、活断層からの距離が近かったことに加え、断層が大きくずれ動いたことが影響したと指摘している。研究チームによる調査は1月から6月にかけて能登半島北岸100地点で実施された。

海賊版サイト被害急増 漫画”ただ読み”過去最悪の1,500億円分

出版社や通信事業者などでつくる海賊版対策団体「ABJ」のまとめによると、インターネットに日本の漫画などを無断掲載する海賊版サイトの被害が急増しいる。11月は上位サイトの1カ月間のアクセス数が過去最悪の約5億4,000万に上り、紙の本に換算した”ただ読み”された額も、過去最悪の約1,500億円分だったことが分かった。海賊版サイトは現在、1,200社ほど確認されており、ほとんどの運営者はベトナムなど海外にいるとみられ、摘発が進んでいない。