「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

日本 タジキスタンとの「特定技能」外国人材で協力の覚書

外務省は8月9日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで8日、日本政府とタジキスタン政府との間で在留資格「特定技能」を有する外国人材に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書に署名したと発表した。(法務省、厚生労働省および警察庁代表者が5日、署名済み)
この協力覚書は、両国が一定の専門性・技能を有する人材(特定技能外国人)の円滑かつ適正な送り出し・受け入れの確保(とくに悪質な仲介機関の排除)および特定技能外国人の日本国内での在留に関する問題解決等のための情報連携および協議の基本的枠組みを定めるもの。

レスリング女子 藤波朱理 圧巻の強さで「金」須崎も「銅」

パリオリンピックのレスリング女子フリースタイル53キロ級で藤波朱理が8月8日、五輪初出場で金メダルを獲得した。藤波は決勝戦で世界ランキング1位の選手を相手に圧倒的な強さを発揮して下し、公式戦の連勝記録を「137」に更新した。
また、女子50キロ級の1回戦でインド選手に敗れた須崎優衣(25)が7日、敗者復活戦に回り、立て直して勝ち上がって銅メダルを獲得した。銅メダルを決めた試合は、初戦とは一転、俊敏な動きが目立った。

卓球男子 準決勝でスウェーデンに2−3で逆転負け

パリオリンピック卓球男子団体準決勝は、日本時間8月8日、パリ南アリーナで行われ、日本はスウェーデンと激闘の末、2−3で敗れた。試合は大接戦を繰り広げた。2勝2敗で迎えた第5試合でエース、張本智和(21)が終盤、9−9から連続ポイントを許し惜敗。3時間半を超える健闘も実らなかった。

日向灘でM7.1 地震発生 初の南海トラフ地震臨時情報 気象庁

気象庁は8月8日16時43分ごろ日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したと発表した。この地震で宮崎県で震度6弱を記録した。これを受け気象庁は同日、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると判断、初めて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表した。

北陸新幹線 敦賀ー新大阪延伸 最大で5.3兆円 国交省が試算

国土交通省は8月7日、北陸新幹線の敦賀ー新大阪間の延伸建設費が、物価上昇を最大限考慮した場合、従来の2.1兆円から最大5.3兆円にまで膨らむとの試算をまとめ、与党に提示した。今回は途中の京都新駅の候補として3案(東西案、南北案、桂川案)を示した。全線開通までの工期は、従来の15年から最長で28年に延びるとしている。建設費の総額と工期は京都新駅をどこに設置するかによって、かなり異なってくる。
2016年度に試算した際は、福井県の敦賀駅を出て同県小浜市や京都府下を経由して新大阪に至るルートで建設費をおよそ2.1兆円、工期を15年としていた。

万博会期中のライドシェアで府と国交省が実務者協議へ

万博会期中のライドシェアについて、国土交通省が近く規制緩和に向けて、大阪府などと実務者協議に入ることになった。大阪府議会の2025年大阪・関西万博推進特別委員会が、超党派の国会議員の勉強会の小泉進次郎元環境相などに要望書を提出した。要望書では大阪府内全域での24時間運行や運行台数の制限撤廃などの必要性を訴えている。協議には万博を運営する博覧会協会も加わる予定。

60㌔級グレコローマンで文田健一郎が悲願の金メダル

パリオリンピック12日目の8月6日、シャン・ド・マルス・アリーナで行われたレスリング男子グレコローマンの60キロ級で文田健一郎(28)が決勝で曹利国(中国)を4−1で下し、金メダルに輝いた。銀メダルに終わり、悔し涙を流した東京大会から3年。スタンドで声援を送り続けた妻と娘の前で、東京大会の”忘れ物”を取り返した。グレコローマンの五輪金メダル獲得は、1984年ロサンゼルス大会52キロ級の宮原厚次以来、40年ぶりの快挙。

IR開業見据え「大阪依存症センター」相談から回復まで

大阪府と大阪市は8月6日、2030年秋ごろに予定されるカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を見据え、ギャンブル依存症対策で設置する「大阪依存症センター」(仮称)での支援内容を公表した。
IRには誘致が決定した後も、市民の間ではギャンブル依存症を懸念する声が根強く残っている。このため、気軽にギャンブル依存症などについての相談から、医師、心理士、保健師などを配置し様々な症状に対応できる態勢とし、専門知識を持つケースワーカーによる回復支援まで一元的に対応できるセンターとする。

6月の実質賃金1.1%増 2年3カ月ぶり増加

厚生労働省が8月6日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は、前年同月より1.1%増えた。6月に支払われたケースが多い賞与などで大きく伸び、2年3カ月ぶりに実質賃金がプラスに転じた。
ただ、実質賃金のプラス基調が続くかどうかは不透明だ。厚労省も「賞与を前倒しで払ったのか、新たに払う事業所が増えたのか分からない。7月以降の動きを注視しないといけない」などとしている。