「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

スーパーのコメの平均価格1年で90%近く値上がり 農水省

農林水産省のまとめによると、全国のスーパーおよそ1,000店でのコメの平均価格は、2月9日までの1週間で5キロあたり3,829円と前の週に比べて141円値上がりした。これで6週連続の値上がりとなり、コメの価格高騰は収まっていない。昨年2月の5キロあたり2,000円水準と比べ90%近く値上がりしている。
コメの販売価格の推移をみると、昨年6月ごろから上昇傾向が鮮明になり、8月に5キロあたり2,500円を超え、9月には3,000円、そして今年1月に3,500円を超え、値上がりが続いている。

法務省 キラキラネーム認容指針を発表 彩夢(ゆめ)OK

法務省は2月17日、戸籍の氏名に読み仮名を記載する5月26日施行の改正戸籍法に関し、届け出があった場合に認容できる読み方の指針を発表した。いわゆる”キラキラネーム”など名前の多様化を踏まえ、漢字の意味と正反対の読み方などの場合を除いて広く受け入れる。
指針が認められないとしたのは①漢字の意味や読み方との関連性が認められない②子どもの利益に反し、社会通念上相当ではないーーなど。詳細は3月に、窓口対応にあたる全国の自治体に通知する。例えば心愛(ここあ)、彩夢(ゆめ)などは認められる。

岸和田市議会 永野市長へ2度目の不信任案を可決, 市長失職

大阪府岸和田市議会は2月17日、永野耕平市長に対する2度目の不信任案を賛成23票、反対0票で可決した。この結果、永野市長は自動失職となり、50日以内に市長選が実施されることになる。
不信任決議案には「市長辞職を求める声が連日挙げられており、まさに岸和田市は大混乱で異常事態と言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は非常に重いにもかかわらず、市長は辞職しないだけでなく、『大義なく議会を解散』し、莫大な市民の血税を使ったことは言語道断である」などと糾弾されている。こんな厳しい指摘に市長はどう対応するのか?

原爆資料館の24年度の入館者200万人到達 開館以来初

広島市の外郭団体、広島平和文化センターは2月16日、2024年度の原爆資料館の入館者数が15日時点の速報値で200万3,718人に上ったと発表した。年間入館者数が200万人を超えるのは、1955年の開館以来初めて。
ウクライナや中東の紛争など不安定な世界情勢を受けた関心の高まりや、円安による外国人観光客の増加が要因という。原爆資料館によると、3月中旬ごろには開館以来の累計入館者数が8,000万人を超える見込み。

山西利和 20キロ競歩で世界新記録 4年ぶり優勝

神戸市・六甲アイランド甲南大周辺コースで2月16日、日本選手権20キロ競歩が行われ、男子は世界選手権2度優勝の山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒「の世界新記録で4年ぶりの優勝を飾った。2015年に鈴木雄介が樹立した記録を26秒短縮した。
この大会は世界選手権(9月・東京)の代表選考会を兼ね、山西は日本陸連が定める派遣設定記録を突破した最上位者として代表に決まった。

西田敏行さん『お別れの会』米倉涙の弔辞 俳優ら1,400人参列

2024年10月に突然76歳で亡くなった俳優、西田敏行さんの”お別れの会”が2月18日、東京・芝公園の増上寺光摂殿(こうしょうでん)で営まれた。故人の幅広い交流関係を反映し俳優、タレント、歌手、ファン合わせておよそ1,400人が参列した。
亡くなる直前に人気を博したテレビドラマ「ドクターX」で共演した米倉涼子さんが涙を流しながら「天国からこれからもずっと日本のエンタテインメント界を見守ってください」と呼び掛け、弔辞を読み「大好きだよ」と別れを告げた。また、三谷幸喜さんも軽妙な語り口でエピソードを交えながら、残した幅広い作品群を称えつつ、別れを惜しんだ。お別れの会に訪れた芸能界の人たちは以下の通り(一部)。
堺正章、松崎しげる、柴俊夫、岸部一徳、遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、浅田美代子、大泉洋、武田鉄矢、三谷幸喜、菊池桃子、萬田久子、阿部寛、市村正親、妻夫木聡、名取裕子、濱田岳、伊武雅刀、西島秀俊、鈴木京香、浅野忠信、松平健、堺雅人ら(敬称略)。

40年度 再エネと原子力合わせ全電源の最大7割に 閣議決定

政府は2月18日、新たなエネルギー基本計画と地球温暖化対策計画を閣議決定した。2040年度に脱炭素の再生可能エネルギーと原子力を最大限活用する方針で、合わせて全電源の最大7割に増やす方針。これにより、温暖化ガス排出量は2013年度比で73%削減する目標を掲げている。
2040年度の電源構成目標は再生エネ4〜5割、原子力2割、火力3〜4割としている。再生可能エネルルギー目標の内訳は太陽光23〜29%、風力4〜8%、水力発電8〜10%、地熱1〜2%、バイオマス5〜6%としている。

老人ホーム 紹介ビジネスが横行 要介護度高い高齢者に照準

高齢者らが老人ホームなどの高齢者施設に入る際、施設などを紹介する業者が介在、要介護度が高く、受け入れる施設側が多く報酬を得られる入所者ほど、紹介料を高額にするビジネスが横行している。
厚生労働省は、要介護度にひも付いた料金設定は不適切として、2024年12月、自治体に紹介料に関し施設を指導するよう求める通知を出した。紹介業者は指導対象ではない。
横行している紹介料は一様ではないが、要介護度1の入所者の紹介料は30万円、要介護度5は50万円といったケースもみられる。

京都市 祇園の全域に「スマートごみ箱」設置 自動で圧縮

京都市は、インバウンドをはじめ多くの観光客が訪れる祇園に、ごみを自動で圧縮する機能が付いた「スマートごみ箱」を新たに10基設置した。これは企業からの寄付で賄われたもので、これにより祇園の街頭に設置されたごみ箱はすべてスマートごみ箱に置き替わるという。
スマートごみ箱は、一定量ごみがたまると内部のセンサーが感知して、ごみを5分の1まで自動で圧縮する機能があるほか、たまり具合をリアルタイムで把握することができる。