「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

26年春卒業 大学生の就職内定率すでに約40% リクルート

リクルートの調査によると、2026年春卒業予定の大学生の2月1日時点の就職内定率が39.3%と前の年を15.4ポイント上回っていることが分かった。リクルートは2026年春卒業予定の大学生900人から回答を得た。
内定を得た企業の業種を複数回答で尋ねたところ、情報通信業が32.4%サービス業が17.5%、機械以外の製造業が12.1%などとなっている。
政府が決めたルールでは2月1日から企業による説明会、6月1日から選考が始まることになっている。しかし、実際にはすでに採用活動を始めている企業も多い。

地方競馬歴代最多7,424勝の的場文男騎手が引退会見

地方競馬歴代最多の7,424勝を挙げ、3月31日付で騎手を引退する的場文男(68)氏が2月17日、東京・大井競馬場で記者会見した。
的場騎手は「51年乗れたのは皆様の応援があってこそ。感謝の気持でいっぱいです。本当にありがとうございました」とあいさつした。引退を決意したのはいつ?との質問に、「目標は佐々木竹見さんの7,151勝だった。川崎で7,000勝したとき(2017年)に、頑張れば勝てる」と感じたという。「目標があったことでここまで乗れた」とも。騎手生活に点数をつけるとすればとの問いに「100点をつけたいが、ミスがあったので90点くらい」との答えが帰ってきた。

1月の訪日外客378万人余で単月最高更新 中国客倍増

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、1月の訪日外客数は前年同月比40.6%増の378万1,200人で、単月としてこれまでの最多記録、2024年12月の348万9,800人を更新した。中国はじめアジア圏からの訪日客が増えたほか、オーストラリアや米国からのスキーなどの旅行客も伸びた。
国・地域熱にみると、中国が1月末からの春節(旧正月)の始まりもあって、前年同月比2倍超えの98万300人で最多となった。次いで韓国から同12.8%増の96万7,100人、台湾から同20.5%増の59万3,400人と続いた。米国は38.4%増の18万2,500人、オーストラリアは35.3%増の14万2,000人に上った。

万博で実証実験する新エネ「合成メタン」製造設備を公開

大阪・関西万博では脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーとされる「合成メタン」を製造する実証実験が行われる。その製造設備が2月18日、報道陣に公開された。合成メタンは、回収した二酸化炭素(CO2)と水素を合成して製造するもので、都市ガスの原料として使われる。
今回は会場で回収した生ごみから発生するバイオガスに含まれるCO2と、再生可能エネルルギーで水を電気分解してつくった「グリーン水素」などによってメタンを合成する。実証実験で製造される合成メタンを主な原料とする都市ガスの1日あたりの供給量は、一般家庭170世帯分に相当する。会場では迎賓館の厨房での調理などに活用される予定。

スーパーのコメの平均価格1年で90%近く値上がり 農水省

農林水産省のまとめによると、全国のスーパーおよそ1,000店でのコメの平均価格は、2月9日までの1週間で5キロあたり3,829円と前の週に比べて141円値上がりした。これで6週連続の値上がりとなり、コメの価格高騰は収まっていない。昨年2月の5キロあたり2,000円水準と比べ90%近く値上がりしている。
コメの販売価格の推移をみると、昨年6月ごろから上昇傾向が鮮明になり、8月に5キロあたり2,500円を超え、9月には3,000円、そして今年1月に3,500円を超え、値上がりが続いている。

法務省 キラキラネーム認容指針を発表 彩夢(ゆめ)OK

法務省は2月17日、戸籍の氏名に読み仮名を記載する5月26日施行の改正戸籍法に関し、届け出があった場合に認容できる読み方の指針を発表した。いわゆる”キラキラネーム”など名前の多様化を踏まえ、漢字の意味と正反対の読み方などの場合を除いて広く受け入れる。
指針が認められないとしたのは①漢字の意味や読み方との関連性が認められない②子どもの利益に反し、社会通念上相当ではないーーなど。詳細は3月に、窓口対応にあたる全国の自治体に通知する。例えば心愛(ここあ)、彩夢(ゆめ)などは認められる。

岸和田市議会 永野市長へ2度目の不信任案を可決, 市長失職

大阪府岸和田市議会は2月17日、永野耕平市長に対する2度目の不信任案を賛成23票、反対0票で可決した。この結果、永野市長は自動失職となり、50日以内に市長選が実施されることになる。
不信任決議案には「市長辞職を求める声が連日挙げられており、まさに岸和田市は大混乱で異常事態と言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は非常に重いにもかかわらず、市長は辞職しないだけでなく、『大義なく議会を解散』し、莫大な市民の血税を使ったことは言語道断である」などと糾弾されている。こんな厳しい指摘に市長はどう対応するのか?

原爆資料館の24年度の入館者200万人到達 開館以来初

広島市の外郭団体、広島平和文化センターは2月16日、2024年度の原爆資料館の入館者数が15日時点の速報値で200万3,718人に上ったと発表した。年間入館者数が200万人を超えるのは、1955年の開館以来初めて。
ウクライナや中東の紛争など不安定な世界情勢を受けた関心の高まりや、円安による外国人観光客の増加が要因という。原爆資料館によると、3月中旬ごろには開館以来の累計入館者数が8,000万人を超える見込み。

山西利和 20キロ競歩で世界新記録 4年ぶり優勝

神戸市・六甲アイランド甲南大周辺コースで2月16日、日本選手権20キロ競歩が行われ、男子は世界選手権2度優勝の山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒「の世界新記録で4年ぶりの優勝を飾った。2015年に鈴木雄介が樹立した記録を26秒短縮した。
この大会は世界選手権(9月・東京)の代表選考会を兼ね、山西は日本陸連が定める派遣設定記録を突破した最上位者として代表に決まった。

西田敏行さん『お別れの会』米倉涙の弔辞 俳優ら1,400人参列

2024年10月に突然76歳で亡くなった俳優、西田敏行さんの”お別れの会”が2月18日、東京・芝公園の増上寺光摂殿(こうしょうでん)で営まれた。故人の幅広い交流関係を反映し俳優、タレント、歌手、ファン合わせておよそ1,400人が参列した。
亡くなる直前に人気を博したテレビドラマ「ドクターX」で共演した米倉涼子さんが涙を流しながら「天国からこれからもずっと日本のエンタテインメント界を見守ってください」と呼び掛け、弔辞を読み「大好きだよ」と別れを告げた。また、三谷幸喜さんも軽妙な語り口でエピソードを交えながら、残した幅広い作品群を称えつつ、別れを惜しんだ。お別れの会に訪れた芸能界の人たちは以下の通り(一部)。
堺正章、松崎しげる、柴俊夫、岸部一徳、遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、浅田美代子、大泉洋、武田鉄矢、三谷幸喜、菊池桃子、萬田久子、阿部寛、市村正親、妻夫木聡、名取裕子、濱田岳、伊武雅刀、西島秀俊、鈴木京香、浅野忠信、松平健、堺雅人ら(敬称略)。