スウェーデン王立科学アカデミーは10月8日、2025年ノーベル化学賞を京都大理事の北川進氏(74)ら3人に贈ると発表した。北川氏は二酸化炭素などの気体を自在に分離・貯蔵する多孔性金属錯体を作製した功績が評価された。
日本のノーベル賞受賞は6日に生理学・医学賞に選ばれた坂口志文氏に続き30人目。化学賞は2019年の吉野彰氏に次いで9人目となる。
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坂口志文氏にノーベル生理学・医学賞”制御性T細胞”発見
スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月6日、2025年ノーベル生理学・医学賞を米国の2人の研究者とともに、大阪大免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文氏(74)ら3人に贈ると発表した。坂口氏は「制御性T細胞」を発見するなど免疫学分野で優れた業績を残した。滋賀県長浜市出身。
日本のノーベル賞受賞は、2021年に物理学賞に選ばれた真鍋淑郎氏に続き29人目。生理学・医学賞受賞者は利根川進氏、山中伸弥氏、大村智氏、大隅良典氏、本庶佑氏に続いて6人目。
受賞者には賞金計1,100万クローネ(約1億7,000万円)が贈られる。授賞式・晩餐会は12月10日、スウェーデン・ストックホルムで行われる。
万博来場の外国人客 東アジアから49% 政策投資銀調べ
日本政策投資銀行関西支店は10月6日、9月1〜12日の10日間にわたり実施した大阪・関西万博を目的に来日した外国人の実態調査の結果を」公表した。地域別では、東アジアからが全体の49.0%を占めた。とくに中国、台湾がそれぞれ全体の20%強だった。このほか、欧州(20.0%)、北米・オーストラリア(14.5%)。東南・南アジア(11.8%)と近隣地域以外からも多く来場したことが分かった。
6月の1回目の調査時と比べ、東アジアからが36.4%→49.0%へ高まった。とくに中国、台湾、香港から訪れた人の比率が高まった。欧州からの比率も6月の16.7%→20.0%へ上がっている。
調査は、JR桜島駅を利用した外国人255人を対象にタブレットを用いてアンケートを実施した。