海外競馬の世界最高賞金レース、G1・サウジカップ(ダート1800m)が2月22日(日本時間23日)、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。日本から参戦したフォーエバーヤング(牡4、坂井瑠星騎乗、矢作芳人厩舎)が、香港競馬の王者、ロマンチックウォリアー(せん馬6)との叩き合いを制し、海外G1初勝利を挙げた。世界最高の1着賞金1,000万ドル(約15億5,000万円)を獲得した。坂井騎手は初の海外G1タイトル。矢作調教師は2023年のパンサラッサ以来となる同レース2勝目。
大外枠のフォーエバーヤングは、早めに3番手につけレースを進めた。4コーナーでロマンチックウォリアーが大外から一気のまくりで先頭に躍り出る。これを、追い出しを遅らせたフォーエバーヤングが追撃。壮絶な叩き合いの末、ゴール前、わずかにフォーエバーヤングが交わしてゴール板を駆け抜けた。
ロマンチックウォリアーは通算23戦18勝、うちG1を10勝し、総獲得賞金36億円以上を稼ぎ出している歴代世界トップの名馬。今回のサウジカップはダートレース初挑戦だった。
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ロボット工学 石黒教授の万博パビリオン 最新ロボ初公開
大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授のパビリオン内覧会が2月19日行われ、最新型のロボットが初めて報道陣に公開された。今回公開されたのは、同パビリオンを訪れた人たちの案内役などを務める3種類のロボット。ロボットは木や石などが使われているのが特徴で、未来の社会ではより自然を感じながら、豊かな生活を送っていくというメッセージが込められている。
このほか、展示が予定されている、見た目や動きが人間により近い、5体のアンドロイドも公開され、遠隔操作で視線を左右に動かしたり「、お辞儀をしたりする動作も行っていた。
石黒教授のパビリオンではこうしたアンドロイドおよそ20体を展示。アンドロイドと共生する社会体験をしてもらうことで、科学技術によって広がる命の未来について考えてもらいたいとしている。