出入国在留管理庁は11月30日、就労が許可されていない短期滞在などの在留資格で日本にいる外国人について、新型コロナウイルス感染拡大の影響で母国への帰国が困難な場合、アルバイトを認めると発表した。12月1日から各地の入管窓口で申請を受け付ける。入管庁は週28時間以内のアルバイトを資格外活動として許可する。
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日中ビジネス往来 11/30から再開 中国に帰国後は14日間の待機必要
日本、中国の両政府は11月30日、短期出張や長期の駐在員などを対象に両国の往来を再開した。新型コロナウイルスの陰性証明書や行動計画を提出すれば、相手国へ渡航後2週間の待機を免除する。
ただ、帰国後の措置に両国で違いがある。中国側から日本への出張時は、中国に戻って2週間の強制的な大気措置が伴う。一方で日本から中国への出張者は、日本への帰国後の待機は要請しない。
日本にとって、短期のビジネス客の往来再開はシンガポール、韓国、ベトナムに続き4カ国目。日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2019年に中国から来日したビジネス客は37万人と国別で最多だった。
明治屋 シンガポール旗艦店をミレニアウォークにグランドオープン
明治屋(本社:東京都中央区)は、関連会社のシンガポール現地法人、明治屋シンガポール有限公司が11月28日に同国における旗艦店「明治屋シンガポールストアー・ミレニアウォーク店」をグランドオープンした。
明治屋は2003年にシンガポールでのスーパーマーケット事業を始めて17年。今回「ミレニアウォークショッピングモール」の中に新たなコンセプトで店舗をオープン、「グレートワールドシティ店」との2店舗体制で運営していく。
ミレニアウォーク店は、今までと同じく明治屋が日本から直輸入した商品を中心に日本の本場の食品にこだわった品揃えをする。また、新たなコンセプトとして日本の青果、精肉、鮮魚、すし、デリカテッセン、日本独自のコンセプトのベーカリー、日本酒を中心とした専門店を併設する。シンガポールでの日本の高級スーパーとしては、初めてフードコートを併設した二層の店舗となる。
阪急交通社 抗ウイルス・抗菌効果のある快適空間づくりの新規事業
阪急交通社(本社:大阪市北区)は11月27日、バス会社やホテル、レストランなどを対象に、光触媒コーティングによる抗ウイルス・抗菌効果のある快適空間づくりの新規事業を開始すると発表した。
これは光触媒をコーティングし、溶剤に含まれる酸化チタンナノ粒子と光が反応し、ウイルスや菌を長期間にわたり酸化分解し、無力化する抗ウイルス・抗菌対策事業。
今回最初の事業として、同社が所有する2台の豪華バスに光触媒コーティングの施工を11月19日と23日に実施。新型コロナウイルスの感染リスクを下げ、顧客に安心のバス旅を提供した。
インド高速鉄道新幹線 初の工事契約締結 開業は1年遅れの24年
日本とインド両政府がインド西部で進める日本の新幹線方式による高速鉄道建設計画で、インドの高速鉄道公社は11月26日、初めて路線本体の工事契約をインドの建設会社と結んだ。工期は4年の見込みで、開業は少なくとも1年遅れの2024年頃になるとみられる。
高速鉄道はアーメダバードと商都ムンバイの約500kmを約2時間で結ぶ。車両の運転や線路のメンテナンスなどの研修施設はグジャラート州で2017年9月に着工、一部はすでに完成している。今回契約が結ばれたのは237kmの区間。高架橋やトンネル、4つの駅の建設などが含まれ、着工は1~2カ月後の予定。
大阪府の新型コロナ重症者病床運用率80% 患者110人
大阪府の急速な新型コロナウイルス感染者の拡大に伴い、病床運用率が高まっていることが明らかになった。11月29日時点で、重症患者用の病床は、実際に運用されている病床が137床、患者が110人で病床運用率は80.3%に達している。また、軽症・中等症の患者用の病床は、実際に運用されている病床が956床、患者が683人で運用率は71.4%。
宿泊療養施設の部屋は実際に運用されている部屋が1,555室、宿泊療養者が634人で、運用率は40.8%となっている。
旧優生保護法 違憲と認定も棄却 国の賠償責任認めず 大阪地裁
旧優生保護法のもとで、昭和40年代に不妊手術を強制された人たちが国を訴えた裁判の判決で、大阪地方裁判所は11月30日、旧優生保護法を憲法違反と認定した一方で、「提訴の時点で賠償請求できる権利は消滅している」との判断を示し、訴えを退けた。
旧優生保護法を巡って各地の裁判所で起こされている同様の裁判で1審の判決は今回が3例目だったが、いずれも国の賠償責任を認めない判断となった。
インドネシアから特定技能介護人材9人が来日 往来再開へ始動
登録支援業務および外国人材の紹介等を手掛けるチョモランマ(本社:北海道札幌市中央区)はこのほど、インドネシアから9人の特定技能介護人材が来日、支援業務を開始したと発表した。新型コロナウイルスの影響で当初の予定より4カ月遅れの入国となった。日本・インドネシア両国政府間で交わされたレジデンストラックによる入国。入国後14日間の個室待機による検疫措置が必要とされるスキーム。
コロナ禍の中、まだまだ課題・問題点は多いが、ビジネス関係者から往来再開へ動きが始まった。
アーモンドアイ ジャパンカップで有終の美 3強対決制す G19勝目
東京競馬場(所在地:東京都府中市)で11月29日行われた第40回ジャパンカップ(3歳上オープン、G1・芝2400m、1着賞金=3億円)で、C.ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ(牝5歳・美浦・国枝栄厩舎)が、コントレイル(牡3歳)、デアリングタクト(牝3歳)の両無敗の3冠馬との対決を制し、日本競馬史上初の歴史的一戦に勝利した。同馬はこのレースで引退を表明しており、G19勝目をマーク、見事に有終の美を飾った。勝ちタイムは2分23秒0。
また、同馬はこのレースで3億円の賞金を積み重ね、総獲得賞金が19億円を超え、キタサンブラック(18億7,684万円)を抜き、獲得賞金ランキング第1位の金字塔を打ち立てた。
島津製作所 クリニック向け全自動PCR検査装置発売
島津製作所(本社:京都市中京区)は11月27日、クリニック向けにPCR検査を全自動で行う「遺伝子解析装置AutoAmp」を同日より発売すると発表した。
生体試料の入った検体容器、分注チップ、試薬容器、反応容器をセットするだけでPCR検査ができる、「一般医療機器」(クラスⅠ)に該当する製品。同社が販売している体外診断用医薬品「Ampdirect(TM)2019-nCoV検出キット」を試薬として使用することで新型コロナウイルスの検出が可能という。