日本政府は2月19日に公表した2月の月例経済報告で、国内景気の基調判断を引き下げ「持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる」との見方を示した。下方修正は、1回目の緊急事態宣言が発出された2020年4月以来、10カ月ぶり。2021年1月に出された2回目の緊急事態宣言が延長され、個人消費が冷え込んでいることを反映させた。
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中外製薬 ロシュ社よりコロナ経口新薬候補品の独占開発販売権
中外製薬(本社:東京都中央区)は2月19日、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(本社:スイス・バーゼル)との間で同日、新型コロナウイルスに対する経口新薬新薬候補AT-527の日本における開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。これにより、中外製薬は日本におけるAT-527の独占的開発権および販売権を取得する。
AT-527はRNAウイルスの複製に必要なウイルスRNAポリメラーゼの阻害作用を持つ直接作用型抗ウイルス剤で、米国アテア社により創製された。
政府 「孤独・孤立対策担当室」内閣官房に新設 横断的に対応
日本政府は2月19日、「孤独・孤立対策担当室」を内閣官房に新設した。新型コロナウイルス感染拡大で深刻化する自殺や子どもの貧困といった各省庁にまたがる問題・課題に横断的に対応することが狙い。
三菱ふそう EVトラック 「eCanter」全世界で200台以上に到達
三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市、以下、MFTBC)は2月19日、量産型電気小型トラック「eCanter」の納車台数がグローバルで200台以上に到達したと発表した。eCanterは、量産型電気商用車の先駆けとして2017年に販売を開始。国内では関東・関西・北陸・山陰および東海地域で60台以上、海外では米国および欧州で合わせて140台以上が稼働、走行距離はグローバルで300万km以上に到達している。
大坂なおみ 全豪テニス2年ぶりV 四大大会通算4勝目
テニスの四大大会第一弾、全豪オープンは2月20日、メルボルンで女子テニス決勝が行われ、第3シードの大坂なおみ(23)が6-4、6-3で第22シードのジェニファ・ブレイディ(25、米国)に勝ち、2年ぶり2度目の優勝を飾り、優勝賞金275万豪ドル(約2億2,000万円)を獲得した。大坂は四大大会通算4勝目で、今回の決勝戦はまさに女王の風格を感じさせた。
三菱自 タイのレムチャバン工場で5MWメガソーラー稼働開始
三菱自動車工業(本社:東京都港区)は2月19日、タイの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)のレムチャバン工場で大規模な太陽光発電設備の稼働を開始したと発表した。
MMThはレムチャバンに、生産工場とエンジン工場を保有。海外における同社最大の生産拠点となっている。
今回導入した5MWの太陽光発電設備に加え、今後増設予定の2MW太陽光発電設備により、生産活動に伴うCO2排出を年間6,100トン以上削減できる見込み。
エリーパワー 非常用電源に特化した蓄電システム2月より出荷
エリーパワー(本社:東京都品川区)は2月18日、非常用電源に特化した産業用蓄電システム「Power Storage D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティー)」を発売し、2021年2月より出荷開始したと発表した。
無瞬断UPS機能搭載で、常時インバーター方式のため瞬断時間がない。停電時に蓄電システム本体の切替操作は不要。指定時刻に充電・放電を行うことで、受電電力のピークをシフトできる。単相100V/200V、三相200V対応で、オフィスビル、工場、倉庫など多様な設備への電力供給が可能-などが主な特徴。最近頻発する自然災害時の停電など、非常用電源として機能を絞ることで低価格を実現した。
通勤、食事宅配サービスなどで自転車摘発 最多の2万5,465件
警察庁のまとめによると、2020年に悪質な自転車を巡って全国の警察が摘発したのは前年より2,606件(11.4%)多い2万5,465件だった。時計がある2,006年以降、毎年増加しこの5年で1.8倍になった。新型コロナウイルスの感染拡大後、通勤や食事の宅配サービスで自転車の利用が広がっていることがあり、警察はルールの順守を呼び掛けている。
違反別では「信号無視」が1万4,344件(前年比15%増)で5割超に上り、「遮断機が下りた踏切内への立ち入り」が6,005件(同1.2%増)、「一時停止」が1,804件(同16%増)と続いている。
高齢者ドライバーの死亡事故333件 17年ぶり400件割る
警察庁のまとめによると、2020年に全国で75歳以上の高齢ドライバーが起こした死亡事故は、前年より68件少ない333件にとどまった。400件を下回るのは2003年以来17年ぶり。死亡事故全体に占める割合は13.8%で、統計の残る1986年以降で3番目に高かった。
二輪車を除く307件の事故を原因別にみると、操作ミスが115件で3割を占めた。操作ミスの内訳で多いのはハンドル操作が58件、ブレーキとアクセルの踏み間違い35件などと続いている。
東芝三菱電機産業S ベトナム6件の太陽光発電所向け機器納入
東芝三菱電機産業システム(TMEIC、本社:東京都中央区)は2月17日、ベトナムで新設された計6案件の大型太陽光発電所向けに設備機器群「ソーラーウエアステーション」を2020年12月に納入完了したと発表した。総容量は580MW(メガワット)。納入されたのはパワーコンディショナー、昇圧用変圧器、スイッチギアなどを組み合わせたもの。
TMEICはベトナムのアンザン省の1案件、カインホア省の2案件、ビンフォック省の3案件の6案件に、ソーラーステーションの出荷と現地調整を行い、2020年12月までにすべての発電所で操業運転が開始されたとしている。