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アビガン 治験データ収集完了 有効・安全性確認なら承認申請へ

富士フィルムホールディングスは9月21日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンの臨床試験(治験)について、必要なデータ収集が9月中旬に完了したことを明らかにした。現在データを解析中で、有効性や安全性が確認できれば承認申請する。承認されれば国内3例目となる。

亀田製菓 タイの合弁米菓工場の一部操業開始

亀田製菓(本社:新潟市)は9月18日、タイで米菓の製造・販売を手掛ける合弁会社「Singha Kameda(Thailand)Co.,Ltd.」(所在地:タイ・サムットプラカーン県)の工場の一部で操業を開始したと発表した。
合弁会社の資本金は2億2,876万タイバーツ(約8億円)で、亀田製菓とSingha Corporation Co.,Ltd.の各50%出資。

全国から城好き大集合 滋賀・大津市で初のイベント

全国から城好きの人たちが集まるイベントが集まるイベントが滋賀県大津市で9月20日開かれた。このイベントは毎年横浜市で開催されているが、今年は初めて大津市でも開かれることになった。
会場のびわ湖ホールで来場者は、専門家の講演や全国の城の写真や模型の展示を楽しんだ。講演会は定員を半分の350人に制限して、入れ替え制で開かれた。講師の滋賀県立大学の中井均教授が近江八幡市に築かれた観音寺城などの山城について講演した。イベントは21日も開かれた。

2019年に韓国から撤退した外資系企業は前年の3倍に

2019年に韓国から撤退した外資系企業の数が、前年のおよそ3倍の173社に上ることが分かった。最も多いのは日本企業の45社。理由は明らかで、2019年7月の輸出管理強化を契機とした日本製品の不買運動が原因。ただ韓国にとって、原点に立ち返って考えなければならない問題の根幹は欧米企業の撤退要因にある。
地元メディアは、この点について「最低賃金の急激な引き上げなど企業に負担を強いる政策や、影響力の強すぎる労働組合の存在が重荷になっている」と報じている。

日本の65歳以上 総人口の28.7%に 4人に1人が就業

総務省がまとめた9月15日時点の人口推計によると、65歳以上の高齢者人口は前年比30万人増の3,617万人だった。総人口に占める割合は同0.3ポイント上昇し28.7%に達し、ともに過去最多を更新した。
また、2019年の65歳以上の就業者数は前年より30万人増の892万人で過去最高だった。その結果、就業率は24.9%となり、4人に1人が就業している。この傾向は年を追って高まっており、直近6年で4.8ポイント上昇している。
「団塊の世代」(1947~1949年生まれ)を含む70歳以上の人口は78万人増の2,791万人。後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上の人口は24万人増の1,871万人となった。
日本の総人口は前年に比べて29万人減の1億2,586万人となる一方、高齢者人口は増え続けている。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、第2次ベビーブーム世代(1971~1974年生まれ)が65歳以上になる2040年には、総人口に占める割合が35.3%に高まる見込みだ

盗まれたガリレオ、ニュートンの著書をルーマニアで発見

ルーマニアの地元メディアによると、3年前に英国で盗まれた17世紀に科学者ガリレオ・ガリレイやアイザック・ニュートンが著した書籍の初版本などおよそ200冊が、ルーマニアの住宅の床下から見つかった。
英国では同じ手口による貴重な文化財を狙った窃盗事件が相次いでいて、警察はこれまでにルーマニアの犯罪集団の13人を逮捕・起訴している。これらの本は3年前、英国のオークションにかけられるため、ロンドン西部の倉庫で保管されていたところ、屋根に穴が開けられ、侵入者を探知するセンサーをかいくぐる形で盗まれたという。
警察は被害額について、盗難に遭った書籍類は250万ポンド、およそ3億4,000万円相当の価値があるとしている。

第一生命ミャンマー 9/15より生命保険事業開始

第一生命保険(本社:東京都千代田区)は、ミャンマーの子会社、Dai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.(所在地:ミャンマー・ヤンゴン市、以下、第一生命ミャンマー)が9月15日より営業を開始したと発表した。
同社は2019年11月28日、ミャンマー計画財務省より正式に生命保険事業認可を取得し、シンガポールの地域統括会社、DLTアジアパシフィックや東南アジア地域のグループ会社と協働しながら、生命保険事業の開業に向け準備を進めていた。

「百鬼夜行絵巻」京都・大徳寺真珠庵で9/19から特別公開

様々な妖怪の行列などを描いた「百鬼夜行絵巻」が、京都市北区の大徳寺真珠庵で9月19日から特別公開されている。この絵巻は国の重要文化財で、室町時代の絵師・土佐光信が描いたとされる。長さがおよそ8mあり、赤鬼や青鬼のほか草履や傘などの日用品に手足が生えた妖怪などが、躍動感あふれるタッチで描かれている。
特別公開は2回に分けて行われる予定で、前期は9月19~10月14日まで、後期は10月24~11月23日まで。

タイ・バンコクでプラユット政権退陣求め最大規模の反政府デモ

反政府デモが続いているタイ・バンコクで、プラユット政権が発足して以来最大規模とみられるタイ国民の抗議が続いている。主催者発表によると、9月20日のデモには5万人以上が参加した。
今回の抗議デモには、現政権の退陣要求のほかに、かつてない特徴がある。それは国民の間で篤い尊敬を集め、4年前に亡くなったプミポン前国王時代には議論することさえタブーとされた、ワチラロンコン国王をはじめとする「王室」に対する批判を背景に、王制改革を掲げている点だ。
というのは、タイでは軍事クーデターを主導したプラユット首相が、昨年の総選挙後も引き続き政権を率い、軍の影響力を背景に強権的な姿勢をとっている。そしてこの政権を、諫めることなく国王が追認しているためだ。こうした状況を受け、デモ隊はプラユット首相の退陣、憲法改正、王制改革を強く訴えている。