住友ゴム工業(本社:神戸市中央区)は10月29日、ティムソン(TIMSUN)ブランドを展開する中国のタイヤメーカー、●森橡●●胎(威海)有限公司に対して、特許権と意匠権に基づく侵害差し止め等請求訴訟を北京知的財産裁判所に提起していたが、北京知的財産裁判所の調停により、和解が成立したと発表した。
●森橡●●胎(威海)有限公司は、侵害行為を認めたうえで、侵害行為を停止し、和解金を支払うことで住友ゴム工業と和解が成立した。
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シャープ 2病院に医療・福祉施設向け遠隔応対ソリューション納入
シャープ」(本社:大阪府堺市)は10月29日、医療機関や福祉施設向けの「遠隔応対ソリューション」を、栃木県の公益社団法人 地域医療振興協会 日光市民病院(以下、日光市民病院)および群馬県の医療法人パテラ会月夜野病院(以下、月夜野病院)に納入したと発表した。
同ソリューションは、病室のベッド脇とナースステーションなどのスタッフルームに、スマートフォンやタブレットを設置することで、ビデオ通話機能による”非接触”での双方向のコミュニケーションを実現する。
今回両病院の感染症病床にこのソリューションが採用された。遠隔応対により業務の効率化や感染リスクの低減に貢献する。
ホンダ ベトナムで二輪車累計生産3,000万台 23年間で達成
ホンダ(本社:東京都港区)は10月29日、ベトナム現地法人、ホンダ ベトナムカンパニー・リミテッド(本社:ベトナム ビンフック省ハノイ、以下、ホンダベトナム)が、二輪車生産で累計3,000万台に達したと発表した。
ホンダベトナムは1996年、二輪車の製造・販売会社として設立され、1997年12月に生産開始。以来、およそ23年間での累計3,000万台の達成となった。現在同国では3つの完成車工場やパーツセンターなど様々な関連施設を稼働させている。
居宅介護支援でケアマネジャーの介護報酬の仕組み見直す
厚生労働省は「居宅介護支援」サービスを巡り、ケアマネジャーが不足する現状を改善するため、介護報酬の仕組みを見直す方針を固めた。
現在、サービスの質を確保するため、1人のケアマネジャーが担当する案件が40件を超えると1件当たりの報酬が半額になり、60件を超えると3割に減額される。この基準を改めようというもの。
一方、業務が増えることで質が低下することがないよう、オンライン会議システムを活用したり、事務職員を配置したりすることを条件にする方針。厚労省はこれらを含め具体的な検討を進め、2021年4月の介護報酬改定に反映させる方針。
タカラバイオ コロナの新PCR検出キット 製造販売承認取得
タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は10月28日、新型コロナウイルスを生体試薬からPCRにより検出するキットを、厚生労働省より10月27日に製造販売承認を取得し、11月9日より販売すると発表した。
高速PCR技術の採用により、前処理から検出まで60分以内で検査が可能なほか、ウイルス遺伝子と内在性コントロール遺伝子を同時に検出するため、PCR検査の精度確認が可能という。
タカラバイオは5月1日に新型コロナウイルス検出PCRキットを発売し、その後も改良を続け後続品を販売してきており、今回のキットはこれらをベースに開発したもの。
KDDIとソフトバンク サブブランドで5,000円以下のプラン発表
KDDIとソフトバンクは10月28日、20ギガバイトのデータ容量を安価に提供する新プランをサブブランドでそれぞれ発表した。菅政権スタート直後、まず是正対象として挙げた携帯電話料金。海外に比べてかなりの割高感があるだけに、価格引き下げ要請を受け、当該企業がスピードを意識した感がうかがわれる。
ソフトバンクは「ワイモバイル」で12月下旬から、1回10分までの通話込みで月額4,480円(税抜き)、KDDIは「UQモバイル」で2021年2月以降、月額3,980円(同)など、月額5,000円を切る水準で提供を始める。
三菱マテリアル ベトナムのMHT社へ10%出資 協業視野に
三菱マテリアル(本社:東京都千代田区)は10月26日、ベトナムを主な拠点としてタングステン事業を展開するMasan High-Tech Materials Corporation(以下、MHT社)との間で、MHT社が実施する第三者割当増資を引き受ける最終契約書を締結したと発表した。出資額は9,000万米ドル(約95億円)。現時点では2020年11月までに出資を完了する予定。出資後の三菱マテリアルの株式持分比率は10%となる予定。
今回の出資を通じて、MHTグループのグローバル拠点を活用したタングステンリサイクル事業における共同事業の立ち上げ、高品質タングステン粉末製造に関する技術提携をはじめとした、タングステン中流域事業での協業について検討を進めていく。
千代田インテグレ 中国・天津の連結子会社解散 営業所開設へ
ソフトプレス加工などを手掛ける部品メーカーの千代田インテグレ(本社:東京都中央区)は10月27日、中国の連結子会社、千代達電子製造(天津)有限公司(所在地:中国・天津経済技術開発区)を、グループ全体の生産性の効率化について見直しを行った結果、2021年12月をもって解散すると発表した。これにより、生産活動を停止するが。2021年2月に営業所を開設し、引き続き事業拡大を目指す。
JR東日本 時速360㌔の営業運転めざす次世代新幹線「ALFA-X」公開
北海道新幹線の札幌延伸に向けて、JR東日本が開発を進めている次世代新幹線の試験車両「ALFA-X」の走行試験が10月27日夜、東北新幹線の線路で、初めて報道陣を乗せて行われ、走行が公開された。
走行試験は仙台駅と盛岡駅間で行われたが、岩手県の一ノ関駅の手前で、現在の新幹線の最高時速320キロを大きく超える380キロに達した。
JR東日本は、次世代新幹線の最高速度360キロでの営業運転を目指している。ALFA-Xは空気抵抗を小さくするため、先端部分が従来の新幹線車両より長いのが特徴で、車両の振動を抑える新型のサスペンションやブレーキシステムが装備されている。
丸紅と日揮HD 中国の副生水素用いた工場の低炭素化事業性を調査
丸紅と日揮ホールディングスは10月27日、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「中国における副生水素を用いた工場の低炭素化事業性調査」を受託したと発表した。両社はNEDOの採択を受けて、中国国営の大手化学企業、巨化集団有限公司(以下、巨化集団)と協力してこの調査を開始し、2021年度までに調査結果をまとめる予定。
苛性ソーダ製造プロセスで食塩電解から発生する副生水素を利用して、隣接する巨化集団傘下の工場の低炭素化を目的とした自産自消型ビジネスモデルにおける水素混焼ディーゼル発電機および、固体高分子型燃料電池という二つの本邦技術の有効性を評価する。いずれかの技術の有効性が確認できた場合には実証研究に移行し、将来的には中国国内や東南アジアの化学業界等への普及・展開を目指す。