横綱・照ノ富士が引退 慢性的な両膝痛 横綱在位21場所

大相撲の第73代横綱・照ノ富士(33)(本名・杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ヶ浜部屋)が1月17日、現役を引退した。慢性的な両膝痛や持病の糖尿病で、休場を重ねながら様子をみる中での回復はもう望めず、横綱として15日間、土俵を務める体力はないと判断した。
照ノ富士は左膝故障で大関から転落。糖尿病の影響もあって休場を重ね、2019年春場所には序二段に陥落した。そこから不屈の精神力で番付を上げ、2021年名古屋場所後に角界の頂点、横綱まで昇りつめた。休場を挟みながらの出場で、優勝回数通算10回の記録を残した。横綱在位21場所で休場13度に及んだ。