自民党の石破茂新総裁は９月30日、党本部で衆院選を10月27日投開票の日程で行う方針を表明した。衆院を９日に解散し、衆院選公示は15日とする考え。石破氏は１日召集の臨時国会で第102代首相に指名され、皇居での親任式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。首相就任から８日後の解散、26日後の投開票はいずれも戦後最短となる。
石破氏は「国会の判断に従いたい。国民に判断いただける材料をきちんと調える努力は続けていく」としながらも、「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えている」と強調、政権内判断を優先、断行する意向だ。