万博で「火星の石」初展示へ 数万年前に地球に到達

経済産業省は9月17日、2025年大阪・関西万博の目玉の一つとして「火星の石」を展示すると発表した。この石は2000年に日本の南極観測隊が昭和基地近くで採取し、国立極地研究所(所在地:東京都立川市)が保管しているもの。幅29cm、奥行き22cm、高さ16cmでラグビーボールほどの大きさ。
極地研の研究によると、約1,300万年前に火星から飛来し、数万年前に地球へ到達したと推定される。火星由来としては世界最大級の隕石とされ、広く一般公開されるのは初めて。