米国の研究機関の分析によると「一帯一路」を掲げ中国が行った途上国へのインフラへの巨額融資の返済が滞った場合の罰則金利が3倍近くに引き上げるなど強引な債権回収強化の姿勢が明らかになった。これは米国バージニア州の公立大学、ウイリアム・アンド・メアリー校のエイドデータ研究所が11月6日公表したもの。
返済が滞った国に対する罰則金利を設け、2017年までの4年間は上限が3%だったのに対して、2021年までの4年間は8.7%と3倍近くに引き上げていたという。
中国から途上国への融資残高は、元本だけで少なくとも1兆1,000億ドル、日本円でおよそ165兆円に達し、世界最大の債権国になっていると指摘している。