中国メディアによると、人手不足が深刻化している中国で人材募集時に新型コロナウイルス感染経験検者を優先的に雇用する企業が相次いでいる。例えば、「陽性者か陽性経験者を求む」「陰性の人は連絡しないでください。時間の無駄です」といった具合だ。また、「オミクロン株感染から回復した人を優先雇用する」というのもある。
これは中国各地で感染爆発が発生している中、企業側に抗体ができて当面の再感染リスクが少しでも低い従業員を確保したいとの思いがあるからだ。だがこの手法、「未感染者への新たな差別を生んでいる」との指摘も出るほど問題となっている。