1月の完全失業率2.8% 求人倍率1.20倍 雇用環境改善

総務省によると、1月の全国の完全失業率(季節調整値)は2.8%で前月比0.1ポイント上昇した。上昇は2カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「まん延防止等重点措置」が各地に適用されたことで雇用環境が悪化したことが影響した。
一方、厚生労働省によると、1月の有効求人倍率(季節調整値)は全国平均で1.20倍となり、前月比0.03ポイント上がった。上昇は2カ月ぶりで、2020年4月(1.31倍)以来の高水準となった。
1月に企業からハローワークに出された新規求人は、前年1月より14.6%増えて、前年同月を10カ月連続で上回った。
産業別の新規求人を前年同月に比べると、「宿泊業・飲食サービス業」はプラス38.8%「製造業」はプラス38.5%などとなっている。