国立がん研究センターは11月10日、全国で2005~2008年にがんと診断された患者約12万人の10年後の生存率は、様々な部位のがん全体で58.9%だったとの集計結果を発表した。前回集計の2004~2007年より0.6ポイント上昇した。がんの診断や治療の技術は進歩しており、生存率は、データを取り始めた1990年代から延び続けている。
部位別では、前立腺が99.2%と最も高く、乳房87.5%、甲状腺86.8%、大腸が69.7%、胃が67.3%、肺が33.6%、肝臓が17.6%、すい臓が6.6%などだった。