エーザイ・NTT東日本提携 認知症ケア全国展開
エーザイはNTT東日本と提携し、認知症患者の在宅ケアを効率化する仕組みの全国展開に乗り出す。エーザイの医薬情報担当者(MR)が、医師やヘルパーといった関係者の連携を取り持ち、その際にNTT東日本が開発した情報共有システムの活用を促す。2015年度は首都圏など約10の地域で活動し、16年度にも全国へ広げる。
認知症の症状は、服装状況や介護環境により変わると考えられている。エーザイは在宅ケアの成功事例を集め、その知見を中長期の医療品開発や販売に生かす。エーザイは16年度に国内地域医療を分担する35の部署すべてでこれを手掛ける。情報システム販売や保守はNTT東日本が担う。