日本医療機能評価機構がまとめた「医療事故情報収集事業」の2018年報によると、2018年の医療事故情報の報告件数は前年比470件増の4,565件に上った。事故の概要内訳は「療養上の世話」(1,553件、構成比34.0%)が最多で、以下、「治療・措置」(1,283件、同28.1%)、「薬剤」(418件、同9.2%)、「ドレン・チューブ」(360件、同7.9%)などが上位を占めた。このほか、事故一歩手前の「ヒヤリ・ハット」事例の2018年の発生件数は92万1,140件に達した。このうち6割を超える61万6,197件で、誤った医療の実施があったとしている。、