タニタ「フレイル」測る体組成計を発売
体重計などの計測器メーカー、タニタ(本社:東京都板橋区)は2月1日から、「フレイル」(要介護状態に至る前段階)の予防に着目した新たな体組成計を発売した。従来の計測項目に加えて、身体的フレイルの指標となる「四肢骨格筋量」や「骨格筋指数」なども計測・表示できることが特徴。価格は税別で70万円。医療機関や検診施設、高齢者施設などを中心に、初年度で100台の販売を見込む。
同社は生涯現役社会の実現に向けた「次世代健康づくりソリューション」の要となる新技術を搭載した3モデル(「フレイル体組成計」「脂肪燃焼モニター」「カード型活動量計」)を開発に取り組んでおり、今回のフレイル体組成計が第一弾。脂肪の消費状態をリアルタイムで「見える化」する「脂肪燃焼モニター」を2020年度中、様々なカードインフラと連携可能な「カード型活動量計」を2019年度中の商品化を目指している。
また今後、筑波大学の監修による運動プログラムや「タニタ食堂」のレシピなども含めてパッケージ化し、来年度中にも「フレイル予防・回復ソリューション」として展開し始める予定。