認可保育1次選考で24%入所できず いぜん深刻待機児童
読売新聞社の調査によると、4月からの認可保育施設への入所を決める「1次選考」で待機児童の多い全国78自治体で、4人に1人が入所を認められなかったことが分かった。
入所できなかった子どもの多い自治体は横浜市4417人(24%)、川崎市3747人(35%)、大阪市3093人(21%)、札幌市2629人(34%)、さいたま市2479人(30%)などと続いた。
認可保育施設とは、保育士数などで国の基準を満たし、都道府県などから認可を受けた施設。政府は2016年度に保育の受け入れ枠を全国で11万人以上増やしているが、保育ニーズの高い年齢や地域への対応が進まず、いぜん深刻な状況にある。
調査は2月28日~3月16日、東京23区と政令市、2017年4月時点の待機児童数が100人以上の自治体の計87市区町村を対象に実施された。