教員採用 公立小2.0倍 倍率過去最低更新

文部科学省の調査によると、公立学校教員の2025年度採用試験で、小学校の採用倍率が前年度比0.2ポイント減の2.0倍となり、6年連続で過去最低を更新したことが分かった。
小中高校など全体の倍率は同0.3ポイント減の2.9倍で、初めて3倍を下回った。中学校は同0.4ポイント減の3.6倍、で、いずれも過去最低だった。
受験者数は小学校3万4,434人(同2,025人減)、中学校3万6,621人(同2,652人減)、高校1万9,705人(同1,717人減)で、いずれも10年以上連続で減少した。モンスターペアレントの存在や、多忙な学校現場が敬遠され、民間企業が選ばれていることが要因とみられる。