香港紙創業者 黎智英氏に有罪判決 高裁

香港の高等法院(高裁)は12月15日、香港紙・リンゴ日報(アップル・デイリー、廃刊)創業者で、反体制活動家の黎智英(れいちえい)氏(78)に対し、国家安全維持法(国安法)違反の罪で有罪判決を言い渡した。これによって、香港における「報道の自由」は事実上、認められていないことを浮き彫りにした。
国安法違反の最高刑は終身刑で、2026年1月に情状に関する陳述の機会が設けられた後、量刑が言い渡される。ここまで検察側の主張が全面的に認められており、厳しい量刑となることが予想される。