戦後80年、世界の軍事費の総額が第2次世界対戦のピーク時の2倍近くに上っていることが分かった。これは米国の研究者が世界の主要な軍事費のデータをもとに構築した推計モデルを使い、英国オックスフォード大学の研究者らが過去200年分の国別の数値を、現在の貨幣価値に換算して算出したもの。
これによると、2023年時点の世界各国の軍事費の合計は推計2兆7,000億ドル、日本円にして396兆円だった。ちなみに第2次世界大戦のピーク時の1兆5,400億ドル(227兆円)の1.75倍、冷戦のピーク時の1兆9,000億ドル(279兆円)の1.4倍にあたる。