国際オリンピック委員会(IOC)は4月9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス夏季五輪の競技種目を決定し、参加選手枠について女子50.5%、男子49.5%とすることを決めた。1896年の近代五輪の開始以降、史上初めて女子の参加数が男子を上回ることになった。
競技種目は野球・ソフトボール、ラクロス、クリケットなど追加の5競技を加えた計36競技で、選手枠は女子5,655人、男子5,543人とした。種目数は女子161、男子165、混合25の計351で、パリ五輪より22種目増えた。
団体競技では、男子16チーム、女子12チームで実施してきたサッカーを、米国の女子サッカー人気を考慮して女子16、男子12に入れ替える。女子のチーム数が男子を上回るのは初めて。体操、卓球、ゴルフ、陸上の400mリレーなどで混合団体種目を新たに導入する。卓球は男女それぞれの団体がなくなり、ダブルスが復活する。スポーツクライミングは、1種目として実施していたリードとボルダーを分け、2種目とする。3人制バスケットボールは、出場を男女各12チームに拡大する。